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小説が書けるときと書けないとき アマノトーク 23
こんにちは、甘野充です。
小説は、書ける時と書けない時がある。
ノリ、みたいなものだろうか?
書ける時はどんどん書けるけど、書けない時はぜんぜん書けない。
書ける時に書く、書けない時は書かない、ということにしたいのですが、そうもいかない。
僕は週に3回の連載小説の公開を、自分自身のノルマにしているからだ。
僕は基本的に平日は書かない。というか書けない。だから土日と休日に執筆をする。そのため、土曜日に次週公開分の連載小説を書き上げてしまわなければ、不安になる。はやくノルマを完了して、気軽にショートショートを書きたいと思う。
連載小説の下書きは、だいたい2週間分がある。それらを読み返し、次週公開分を公開できるレベルにまで仕上げるのが優先。
下書きの完成度が高ければ楽なのだが、完成度が低いと大変だ。何度も読み返し、修正する。
連載小説は、一話一話がショートショートとして読んで面白くなるように、なるべく書いている。だから長編小説の一部を切り取っているものでは無い。
僕は読者として読み、面白くないと書き直す。
僕は読者として容赦なくダメ出しをする。
そのため、先週書いた下書きが気に入らないと、その時点で大幅に書き直すこともあり、そうなると時間との戦いで、どうしていいかわからずに、途方に暮れてしまうこともある。
スリルとプレッシャー。そんな中から小説は生まれる。
ぜんぜん余裕がない。
次週分が書き上がると、とりあえずはほっとするけれど、またその翌週分をブラッシュアップしなければならない。この完成度を上げておかないと、来週がきつくなる。書いて、一週間寝かせて、読み返す。作者モードと読者モードを切り替えることで、満足のいくものを書く。
そしてなるべくそのまた翌週分を書く。それはほとんどベースがないので、なかなかに厳しい。
頭の中にアイデアはあるけれど、実際に書くときには、違ったものなることが多い。
あれもだめ、これもだめ、とダメ出しの嵐が頭の中で巻き起こる。
こんな感じで書いているので、話の先行きは僕にもわからない。僕は作者であるよりも、読者であることを優先している。僕が読みたいものを書く。僕が読んで面白いものを書く。
ありきたりなものなんて読みたくない。ダラダラとした内容の無いものなんて読みたくない。
いつでも、これでいいのだろうか、とういう疑問の中にいる。正解がわからない。
色々と書いたけれど、つまりは、
書けるときは楽しい、書けないときは苦しい、
ということだ。
今日はこんな感じです。
それではまた。
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