「僕」について
こんにちは、甘野充です。
僕は小説を書くときに、自分のことを「僕」と書いている。
僕は普段の生活では自分のことを「俺」という。
僕の中では「僕」は文語体であって、「俺」は口語体だ。
小説の中で「俺」という表現をすると、何だが小説の質が落ちるような気がしている。文学性が損なわれる気がしている。これはあくまでも僕の個人的な感覚なのだが、、。
だから僕は僕を「僕」と書いている。
最初は違和感があった。
現実の僕は「俺」であり、「僕」なんていう言い方はしないし、「僕」は僕ではない。
だけども慣れた。
小説を書く僕は、僕だ。
リアルな自分の中の一部分が、「僕」なのだ。
自分のことを「僕」と書くことで、少しだけ優しくなれた自分がいる。
僕が僕であること、それは言葉によって成り立っている。
そんなことを思う今日このごろです。
今日はこんな感じです。
それではまた。
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