PdMという仕事のつらさ

HRtechの会社の勤めて早6年目。
インサイドセールスの部門立ち上げから紆余曲折あり、今は新規プロダクトの事業責任者&PdMをやってます。

まったくの未経験からPdMになってから2年が経過しようとしている中、今直面している課題と悩みについて書いてみようと思います。

こんな後ろ向きなタイトルで今の仕事のこと書いてもいいのかな~、もっと前向きなメッセージで書くべきだよな~と思いながらも、同じく悩む誰かの何かになったり、書き出すことで自分自身が前に進める気づきにもなったらいいなと思いつらつら書きます。

何がつらいのか?

まずは何がつらいのか、漠然とした「つらい」だけではよくわからんということでちょっと具体的に上げてみようと思う。

・守備範囲の広さ
事業責任者という事業自体の収益性に対する責任を持ちつつ、いわゆるPMM領域の社内のマーケ、セールス、CSを含めた部門の連携・推進とPdM領域の業務と多岐にわたるのが現状。
プロダクトマネジメントのすべてで記載されているような領域をすべてPdMが網羅せよと?と若干憤りすら感じるのだが、いったいどれほどのPdMがあの書籍を使いこなせているのだろうか。。

・自分がいなくても回るのではないか?という不安
ぶっちゃけPdMがいなくても今の開発は進むし、ビジネス開発も止まることはない。なので短期的にみるといてもいなくても一緒な気がしてしまう。そう気がしてしまうのである。

・自分のよりどころとなるものが無い不安
これまで書籍や他社事例を参考にしつつ今まで仕事で成果を上げてきました。何かしらの真似できるポイントや時流にもよりますが、トレンドとなる施策があったりで自社の状況にアジャストするのはそこまで難しくはなかったのですが、PdMの場合「理想」とされる業務と、実際目の前に広がる「現実」がかけ離れていてあまりにも参考にできないと感じてしまう。
というかTTPしてやる!!と意気込んだ結果、全然違くない???ってなっているのが現状。

今思ってること

・解像度と熱量が大事
サービスを通して作りたい世界や解決したい課題
その課題の解像度が高ければ高いほどいいし、自分の熱量にもつながる。
逆に机上のリサーチに終始してしまうと正確な顧客は遠のいていくし、自分自身本当にこの道を進むんだ!と思える自信が永遠に得られることはない。

・正しさよりも目の前の最適解
巷には様々な参考文献やこう進めるべき!と書かれているものがたくさんあるが、ことPdMという仕事においては目の前の事業をいかに前に進めるか?の観点の方が大事だな~と思う。
もちろん様々な先人の知見を否定しているわけではないし、沢山学ばせていただいていることはあるが、いかんせんこれはプロダクトを創ることがゴールではなく利益を上げることが重要であるし、今は組織で成果を出すことが重要であるし、所属している組織の成熟度などにも影響してくる。

最後に

ここまでつらつらと書いてきたが、今の仕事は好きだ。
とてもやりがいがあるし産みの苦しみや組織のしがらみなど様々な観点で学びが深い。
何よりもこんなサービスを世の中に届けたいという想いがあるので、簡単にへこたれてられない。いや、いっつもへこたれるのだが何度もそこから立ち上がってよしやってやろうと思うのだ。

PdMも新規事業も環境は様々だが「孤独」というのが一番しんどい。
「事業を創る人」の大研究(著者:田中聡、中原淳)という本を読んでいて、「あぁこれ今の自分だなぁ」と思いながら。。
サービスや顧客と向き合えているときは楽しいのだが、社内におけるしがらみに時間を使えば使うほど心がすり減っていく。

最後は結果を出すしかないし、顧客からの「ありがとう」の声がすべてを癒すし、つまるところ事業は「喜んでくれる人」ありきのものだ。結果としてお金を払ってもらえるのであって社内だけでいくら話していてもしょうがない。

これからの自分に大いに期待である。


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