7つの習慣

本を読んだ。続けられるかわからないけど、読んだ本の感想と、得たものを記録してみようと思う。

経緯

タイトルの通り、「7つの習慣」という本を読んだ。読み始めた経緯は、遡ること3年前の新卒研修。何人かの人がこの本を紹介していて、そんなに紹介される本なら読んでみようと思い、読み始めてみた。

所感

まずは長い。経緯で書いた通り、3年前に購入して、読み終えたのは最近。ずっと読み進めていたわけではなく、途中まで読んで一旦止めて、去年の年末ごろ最初から改めて読みはじめて3ヶ月くらいで読み終えた。
新卒研修で紹介されたため、仕事術や仕事の習慣の本なのかと思ったら豊かな人生を自ら定義して自分、周りの人を含めて豊かにするための本だった。
全体としては、かなり影響を受けた。以下に各章で得たことを書こうと思うが、本を読んでから色々と変化してきている。本題に入りすぎるとアレなので、以下に各章の学びを書いていこうと思う。

はじめに

ここでは人間とはどういう生き物であるか、社会はどういうものであるかが書かれていた。一通り読み終えた今、ここだけでも良いのではないかくらい濃い内容が書かれている。著者が原則を中心に置いた習慣を実践するため奮闘するように、自分も奮闘しようと思う。

第一部 パラダイムと原則

インサイドアウト

インサイドアウト、言葉通り、内から外だ。状況を変えるなら自分を変えよう。動こう。自分とそれ以外の人は違う。モノの見え方も、感じ方も違う。正しいものは何か、分からないけど、本書の原則は少なくとも正しいと今は感じる。自分が正しいと腹落ちしたものを信じて行動してみよう。他の人もそれについてきてくれるはず。

7つの習慣とは

成果(Production)と能力(Production Capability)のバランス。難しいけど意識してみよう。簡単に成果を出すのは楽だけど持続しない。能力を磨き、成果をちょうど良く出す。

「なんなく手に入るものに人は価値を感じない。あらゆるものの価値は愛着がもたらすものなのだ。ものの適切な対価は、誰にもつけられないのだ。」

トーマス・ペイン(米国の社会哲学・政治哲学者)

大事なものは簡単には手に入らない。自分もかなりそう思った。人間関係もそうだし、物も愛着がないと大事にならない。まずは周りの人や物、何よりも自分を愛し、愛されるように努力したい。

第二部 私的成功

第1の習慣 主体的である

この項はかなり好きだ。主体的である。難しいけど、やってみると効果があった。人のせいにせず、自分がどうであるかを考える。人のせいにするのは楽だけど、それだと他人任せの人生になってしまう。そんな人生は自分は過ごしたくない。
主体と反応の部分もかなりモノの見方が変わった。反応的に生きることはやめた。自分がコントロールできるところはどこか、そこに向けて自ら動こう。

第2の習慣 終わりを思い描くことから始める

どうありたいか、まだ答えが出ない。今のところ思うところを書いてる。
・健康でありたい
・愛し愛する人とものに囲まれていたい
・毎日笑って生きていきたい
・縁と恩を忘れずに、不義理なことはしない
・誇れるような仕事をしたい
・お金、体力に限らずやりたいことをできる状態でありたい
・人のせいにせず、自分が何ができるかを考える
・なんとなくではなく、腹落ちするまで理解する
おそらくまだまだありそうだけど、今のところはこんな感じだろう。また自分自身や身の回りの変化に合わせて調整していきたい。

第3の習慣 最優先事項を優先する

日々、色々なことをやっているが、優先度に踊らされている。重要度でやる順番を考えたい。最近実践できているが、本を読む時間を設定したり、学習し、資格を取得したりできている。一旦区切りができた今、何が重要かを考えているが、優先度が高いことでまた忙しくなりそう。これを書きながら重要度を見直してみよう。週の予定整理からやってみようかな。。。

第三部 公的成功

相互依存のパラダイム

信頼口座は今どんな状況だろうか。
 妻には毎日預け入れができているだろうか。最近引っ越しで少し出て行ってしまった気がするが、これから毎日少しずつでも取り戻していこう。
 家族はどうか、母と上の兄には十分できているように思う。真ん中の兄にはもう10年くらい足りていないと思う。今年結婚式をするとのことなので、そこでめいいっぱい祝ってあげよう。
 仕事ではどうだろう、比較的良好だとは感じる。継続していこう。
 友達は?数年あっていない人もいる。連絡を取り続けている人もいる。そういうタイプじゃないけど、何人か声かけてみようかな。
振り返るとまだまだやることはありそう。信頼を失うのは一瞬だから、大事に思っている人にはそのことを伝えてみようかな。

第4の習慣 Win-Winを考える

人間関係は複雑で、難しいと思うことが多々あった。この項を読んで少し勇気をもらえた。今までは簡単だから自分が負けるか、勝てる相手には勝ってきた。その中でWin-Winを実践するのは難しい場合が多かった。だから人間関係が持続しない。自分が勝ち続けると負けている相手は離れ、自分が負け続けると、自分から離れていった。
Win-Winの関係を築くため頑張ろう。No Dealでもいいんだという気持ちを持つと勇気がもらえる。でもできるだけWin-Winにしよう。

第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される

めっちゃむずい。本来自分は人の気持ちを理解する能力が人より劣っていると思う。その自分が会話の中でその人の立場を考え、評価、探る、助言、解釈をしないで気持ちを理解するなんて至難の業すぎる。でもやろう、これができたらかなり成長する気がする。
そして、論理と感情の話も頷けた。妻とは基本気が合うが、たまに全く理解できない、されないところがある。その部分は論理と感情が逆になっている。インサイドアウトの精神でまず自分が理解しようと思う。

第6の習慣 シナジーを創り出す

物と物が繋がった時、シナジーが生まれることは容易に想像つくと思う。人と人も同じように掛け合わさると大きな力を生む。スポーツもそうだし、日常にシナジーは溢れている。それを創り出せる人間になりたい。
妻とは相容れない部分がいくつかあった。そんな時、適切にコミュニケーションをできている時はシナジーを感じた。最近うまくいかないことがいくつかあった。自分に目を向けると、妻を理解できていなく、自分を理解してもらえるようにコミュニケーションが取れていなかった。どうやればシナジーが生み出せたか、これからも試行錯誤していこうと思う。そのために、違いを理解すること、自己開示、相容れないなら第3の案を模索することを続けようと思う。

第四部 最新再生

第7の習慣 刃を研ぐ

今までの6つの習慣を実現するための習慣。肉体、精神、知性、社会・情緒の4つを磨くこと。それぞれ今の状況を振り返ってみる。
肉体
今年から自己投資として整体に通っている。毎日のストレッチと少しの筋トレ。整体師さんに教わり、実践しながら、定期的に整体に通っている。効果もあり、順調にできている。有酸素運動が足りないからまた近所の散歩に妻を誘ってみよう。
精神
内省の時間を取れているだろうか。心を落ち着けてゆっくり何も考えない時間を取ろう。妻の夜勤の日や一人になれる時間を見つけて何も持たずに自然を感じるどこかに出かけてみよう。
知性
本を読む習慣ができた。今年は最低でも月に1冊読むようにしよう。1月は7つの習慣、2月は会社の人が勧めていたものを読み切ろう。そしたらまたこういう文章にして振り返れるように残してみようかな。
勉強も無理なくしよう。資格は取得したが、社内資格はあと1科目、次は何にしようかな。。。
社会・情緒
色んな人とコミュニケーションを取ろう。今まで苦手な人は避けてきたが、社交の場があれば率先して参加してみてもいいかも。結婚、義理の父母や兄ができる。年末お邪魔したけど、最低でも年に1回は顔を合わせて世間話でもできればいいな。
 
それぞれバランスを良く、磨いていけば豊かになる気がする。実践して振り返りながら、人生をより良くしていきたい。

再び、インサイドアウト

著者の経験を読み、夫婦になりつつある自分も会話の時間を取ろうと感じた。これからも長く連れ添う仲なのだからお互いに自分以上に理解をしていきたい。
「世代を超えて生きる」の部分はまだ家庭がない自分には分からないと最初に思った。しかし、自分も親の子供であり家族の一員である。両親がどう考えていたかを自分でも考えてみた。父は早く亡くなってしまったが、幸いなことに自分をとにかく愛してくれた。母は1人で3人の子供が無事社会に出てからもサポートし続けてくれている。偉大な両親のもとに生まれ、自分もそうなりたいと思っている。自分もそう思ったように子供にもそう感じてもらえたらなんと幸せなことだろう。ルーツは十分にある。翼ももらえた。子供ができたら繋いでいこう。

最後に

改めてこの記事を書くために本について振り返ってみた。もう3700文字近く書いたことに驚きつつ、それほど考えさせられたのかと思う。まだ読んだことがない人は少し気合を入れつつ、ゆっくり読んでみてほしい。感想を同じように書いてみても面白いと思う。自分で考えたありたい自分を実現するため、主体的に、最優先事項を優先して生き、人を理解し、信頼され、Win-Winで合意し、シナジーを生み出すことを刃を研ぐことを忘れずに継続し豊かな人生を次の世代に繋げていきたい。

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