文化野郎

最近、文化人ぶった休日を過ごしている。

YouTubeで見た文化人の家にある蚤の市で買った家具やらを見て、自分も蚤の市に行ってみたり、ラジオを聴きながら日高屋に行って冷麺を食べ、散歩してみたり。
今も新宿のタバコの煙でモクモクなジャズ喫茶で短い足を組みながらアイスコーヒーのブラックとブラウニーを飲み食いしてゆったり本を読んでいる。

正直自分でもそういう人のフリをしているのがダサいと思う。

ただ、やってみていいなぁとも思う。やってみて感じたことはそういうことをする自体はいいが、この行為を周囲に知らしめることがダサいというとこだ。世間で言うところのやっていることが好きではなく、やっている自分が好きというやつなのか。

SNSでこういう発信を見ると心底嫌気がさしてくる。その理由がやってみて初めて分かった。
ただ、自分もやっていることを今もこうして発信している。誰に向けての発信じゃないということを免罪符として。

今も2つ隣のおじさんが店員に向けてダル絡みをしている。年齢を聞いて自分が年上であることをアピールしたり、他の店員はどうしたの?と聞いて周囲に常連アピールをしたり。こうはなりたくないと心から思う。自分は何年も通っているところができても、自分から店員に話しかけたりはしないと誓う。

やってみないとわからないことは案外多い。
高校生の頃までは嫌っていたいわゆるキラキラ系の学生生活も、大学生になって参加してみると案外楽しい。最近行ってみた内見も行ってみるといろんな視点で家の良いところ、悪いところの目線が育った。ウジウジやらない理由を考えるのは誰でもできるが、やってみることは行動する人しかできない。自分は行動する側で、分かったことを実践していきたい。そうして経験の幅広げて、考えることで深さを出して体積のある人間になりたい。受け皿が狭い人間にも、度量の浅い人間にもなりたくない。

何においてもそうなのかもしれない。
仕事も、私生活も、交友関係や、趣味。誰だって初めてはまだ無限にある中でそれを一つひとつやってみて、考え、またやってみてを繰り返すことで自分自身を豊かにするのかもしれない。ただ、時には気ままに流されるのも嫌いじゃない。
もう25歳、まだ25歳の人生の中で、いつまで生きられるのか分からないが、こういう経験を共に共有したり、時には隠したり、まあなんでもいいけど毎日を楽しく生きられるようにしたい。

結局何を言いたいのか分からなくなってきたが、ジャズみたいな人になりたい。ジャズなんて全然知らないけど。

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