無意識の叫び〜フロイト「日常生活の精神病理」
昨日、第13回の読書会を終えることができました。課題本はフロイト著の「日常生活の精神病理」。岩波文庫からの新訳で、フロイトには学生時代から著作をいくつか読んできただけあって親しみがあり、岩波からの出版ということもあり課題本に選びました。
本作は、言い間違いや度忘れなど日常生活における些細な、主として言語行動についての精神分析であり、そこにはフロイト理論の中核的存在ともいえる「抑圧」が影響しているとフロイトは指摘しています。
「……抑圧が動機となって引き起こされる度忘れもある」