姑の生き霊・その後『消滅』
前回お願いした「除災」の祈祷は、以前から私に向けて不穏な動きのあった人の建物が火事によって水を被るという恐ろしい結末でした。神様がこの方法を選ばれたのは、恐らく我が家に向けた呪詛(お札など)の類が建物の何処かに隠されていたのだと思います。
お札などは、水を被ったり燃やしたりすれば効力を失います。手荒な手段で効力を失わせ、ついでに罰を与えられたのでしょう。我が家は、実際死んでもおかしくないところまで落とされていますからね。
前回の呪い解きでは、上記のように、私を加護してくださる神仏によって本人に呪い返しが起こったわけですが、その後も何か残っている感覚がありました。
そこで、今年の6月にも「除災」の祈祷をお願いしたのです。
今回は目立ったことが何も起こらず、自然に良くないものが消えていく程度かと思っていました。
ところが、今思えば7月からの夢で1つずつ解決していき、最後にあらわになったのが姑の生き霊。実は、結婚後、特にあの訳あり物件に住んでから気味の悪い夢で何度か登場していたのが姑でした。
現実では嫁の私に無視を続けるのに、夢では嫌味をぶつける姑。
「私が若い頃は、嫁というものは台所にいたものだ」
「あなたは自由でいいですねえ」
などなど。いえいえ、お義母さん。私は一家の大黒柱として働いております。家族を養っているのです。家事と両立しているのですよ。対して、姑は専業主婦。知っている筈なのに、自分との違いが許せなかったのだと思います。
夢の中では、私と夫の家の中心に居座り、私の財布を逆さまにして小銭まで引き出していました。
当時、実際にうちが面白いほど経済的に傾き始めた頃で、怖いと感じたものです。働いても働いてもお金として入ってこない。そのうえ、思わぬ出費ばかりでした。
あの頃の姑は、私を蔑ろにして息子の世話になろうと躍起になっていました。実際は、義妹を使って夫に働きかけていたのです。
ただ、あまりにも私を無視することに夫が腹を立て、姑同居計画は水に流れましたが。
さて。
祈祷後に私と夫が見た3つの夢。私、愛犬ぷる、そして夫という家族が連携して3つの呪い解きができたことになります。そして、それらを剥がして見えたのが姑の生き霊でした。実は、とっくに消えていたと思っていました。いろいろ操っていたんですね。
実は、今月に入ってから夫の仕事が動かなくなっており、困っていました。姑の気配が消え、夫も本来に戻ると、止まっていたものが急に動いています。
夫は夫で、その間は体調もよくなかったようですが、戻ってきたそうです。経済面では多少影響しましたが、月末で動いて助かりました。
姑は最後の悪あがきをし、十数年ぶりくらいに夫の豹変ぶりを見るなど数日暴れましたが、最後に24時間ほど滞在し、ふっと消えていったのです。険しい顔だった夫は、まるでスイッチを切ったかのように柔和になり、会話も戻りました。
今年、我が家は20年目の結婚記念日を迎えます。長すぎました。でも、ようやく終わったのだと思います。