わたしの家族の話をしようと思う。〜憲法編〜

今回は我が家の憲法について話をしようと思う。

我が家(以下角家と表記)には憲法がある。一般的なハウスルールや家族ルールと言った感じではなく、角家にだけ存在するまさに「憲法」が、ごく当たり前に守られています。

この憲法、学校で言っても全然通じないんですよ。まずそんなことを家族で話すおうちが少ないし。

例を挙げて説明します。

角家憲法にはまず『白黒ハッキリさせろ』というのがあります。グレーは許さない。意見はハッキリ、状況もハッキリが好ましい。

なので角家では「人に流される」という考えがない(ちょっと極論ですが)。自分の意見をしっかり持って、正しいことは正しい!間違っていることは間違っている!と声を挙げられる人間たれ。というのが多分憲法第一条。

それで誰かに嫌われたとしても、己の正義を貫いた人間が正しい。

誰かに嫌われることは恐れるべきことではなく、嫌ってきた人間をこちらからもブロックするために必要なこと。

という考え方です。

あと、『生きていく上でいちばん大切なのは自分』ということ。これ第二条。

誰かの顔色を窺ったり、我慢しなくていいところでも我慢したり、といったことはあまり好ましくない。

自分の心の健康のために日々を過ごすこと。

心の健康が害されそうな時はちゃんとブロックすること。

心の健康がよくないときは休息をとること。

角家では心の健康をれっきとした理由として認識しています。どうしても学校に行けない日も、心の健康がよくなかった。誰かに要らんことを言ってしまった時も、心の健康がよくなかった。と判断することがあります。

でもそれは言い訳に使っていいわけじゃない。学校に行けなかったらその分家でやらないといけないことをやるし、友人にはちゃんと謝る。角家にとって最も大切な心の健康は、わたしたちがちゃんと成長できるきっかけや手段となりうるものです。

さらに極端な話、というか実際あった話なんですけど。

角家では、自分に害をなす人間は尽く敵と見なす。もちろんそれを顔に出したりはせず、話しかけられたら2言3言会話するだけで、こちらからは話しかけない。とか、一切信用しないとか。それも前述の通り、心の健康を守るための自己防衛なんだよな。

多分角家はみんなポーカーフェイスがめっちゃ上手い。憲法に『敵に真意を悟られてはならない』みたいなのがあるから。

嫌いな人に『あっ角さんわたしのこと嫌いなんだ』ってバレたら駄目じゃない。だからわたしたちはニコニコしながら心の奥では『オメーのことなんざ信用してねーからな…』と中指を立てている。

あれ?今思ったけど角家やばくない?信用されなさそう…こんなこと書かんかったらよかった…。

ちょっとまともなことも書いとこう。

つい最近憲法に追加されたことが、『妥協と許容は違う』ということ。

これはわたしの友人が言ってて、わたしがそれにめちゃくちゃ感動したから追加された。

何か物事を決めないといけない時があって、誰かの意見に賛成する流れになった時。

「それでいいわ」って自分の意見を放棄したり、適当に周りに合わせることはしない。同じ「それでいいわ」でも、本当に心の底からそれが良いと思っているならそれでよし。ちょっとでも疑問に思うことがあればちゃんと声に出して聞いたりすること。

物事に対しての見方ってのは実はめちゃめちゃ大事で、自分がそれに対してどう思ったのかってのもめちゃめちゃ大事。案外みんな知らないかもしれないけど、決め事のときとかはそれが後々に響いてくる。

できるだけ許容すること。妥協は自分の意見を破棄したことと同じだから、許容することで自分の意見は持ち続けておくこと。

それが最近の角家の考え方です。まぁわたしが勝手に解釈してるだけかもしれんけど。

ちなみに角って一応偽名なんですけど、リアルに珍しい苗字してます。わたしの名前も偽名です。こんな名前おるか。

関西人なので家族間の会話もめちゃめちゃ面白いんですよね。でもだいたい家族みんなでご飯食べてる時とか憲法の話になる。

最近の高校生の話とか、最近あったニュースについてとか、SNSについてとか。団欒というより議論を交わしてる感じ。

どこに食卓囲んで最近のJKについて議論交わす家族がいる?一周まわって怖いんだが。

今回はこんな感じで、次は誰かひとりにフォーカスを当てて書こうかなと思います。

じゃあまた!

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