フェイスガード
月刊俳誌「雲の峰」三月号に掲載してもらった句です。
演説のフェイスガードに白き息(季語:白き息)
再開のマスクの子らが肘タッチ(季語:マスク)
彩りに金粉散らす屠蘇酒かな(季語:屠蘇酒)
門閉ざす天文館の淑気かな(季語:淑気)
ことさらに太陽受くる福寿草(季語:福寿草)
西空に寒月眺め始発待つ(季語:寒月)
大阪を見晴らす墓地や寒牡丹(季語:寒牡丹)
フェイスガードの写真がなかったので、選挙中に辻立ちしていた時の写真を掲載しました。
以下の句は、俳誌の中で鑑賞をしてもらいました。人に自分の俳句を鑑賞してもらうことは、とても嬉しいことです。ありがたや!
【熱燗や女将の孫と語らひて 光本弥観】
いろいろと想像を誘われる面白い関係です。私はかなり年上の女将とある程度年下の孫を想定しました。経験や世間知、性別の違い、世代の違い(それぞれ過去と現在、未来がある)など感じる所を語り合えば得るものは多い。心を開くのに最適の<熱燗>であります。