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ざっくり小説セルフレビューを終えてわかったこと。
まぁ全作品じゃないんですが、残ったのは短編と現在連載中の「久遠の歌姫」だけなので、ひとまず結論は出たかなと。
執筆ペースについて
ChatGPTにセルフレビューを食わせて、何日間で何文字書いたかを集計させました。
こういうタスクはあいつら得意だからね!
集計結果
総執筆日数: 347日
総執筆文字数: 5,893,696文字
1日あたりの執筆文字数: 約16,985文字/日
これに短編の数+久遠の巫女の5日が加わっても、まぁ誤差でしょう。
2022年9月20日~2024年9月で2年間。
その半分くらいを執筆に充て、書いた文字数は589万文字。
虚空に消えた分もカウントすれば、余裕で600万文字超えますね。
感覚通りってところでしょうか。
公開されているのが440万文字なので、160万文字くらいが窓から投げ捨てられてます。
初期や調子の悪い日も含むのでアベレージは1万7千文字/日と低いですが、直近の連載作品は2万5千文字が良く見られたので、現在は1日当たり2万文字±5000文字という体感数値も信じて良さそうです。
「司書ですが、何か?」みたいに筆が乗れば、3万文字/日で書くこともある――そんなところでしょうか。
私は速筆なのだろうか?
これは人によって意見が分かれるんじゃないかな、と思います。
私は実績から体感で「1日2万文字くらい書けるよね」と言い続けてきたわけですが、AIは「お前はおかしい」って言うし、検索しても「プロでも数千文字」って言ってくる。
でも「執筆速度」って目を引きやすいネタらしく、信頼できる情報がどうにも検索で引っかからない。
それに普通は即興では書かないし、推敲&修正もする。プロなら校正も入るしね。本当に当てにならない数字だと思います。
Discordに居る同人文字書きさんは「締め切り前の修羅場じゃないと無理」とは言いますが、その人はプロッターなのでタイプが違うし。
それに「修羅場なら書けるんでしょ?」って考えると、別に私が速筆な訳でもないと思う。
文字書きなら誰でも到達できる速度なんじゃないの?
二次創作界隈なら「ワンドロの文字書き版」って文化があって「60分一本勝負」みたいなお題があるんですが、私はそっちの界隈に縁がないし。
好きな作品でお題を出してれば参加したいな、と思うんですが、盛り上がってる界隈にはちょっと縁がないんですよね。なので腕試しもできない。
第一、一次創作と二次創作じゃかなり違う。
二次創作で自動筆記先生が機能してくれるかは、試したことないしな。
ああ、Discordの文字書きさんからは「貴方は身体が丈夫なんだよ」とは言われました。普通はすぐに身体を壊すらしい。
でも私、そんな不調に見舞われたことないしなー?
体力もむしろ低い方なんだけど。
頑健ではある、と思う。
これは多分、「締め切りに追われるプレッシャーがない」とか、「省エネモードで書いてる」とかが大きいと思う。
つまり、私は別に体に負担をかけてないという仮説。
身体に負担を書けないということ
ChatGPTとだべりながら考えてみたんですが、「フロー状態」、いわゆる「ゾーン」に入ると、とても作業効率が良くなるらしい。
そしてモチベーションは高いままで、自由気ままに執筆してるし、プロットなんて制約も持ち込んでない。
フリーダムに書き散らかしてるだけなので、長時間の高速執筆でも(指が腱鞘炎になる以外の)ダメージがないんじゃないかな、と。
楽しんでリラックスして執筆することの大切さを感じましたねぇ。
小説セルフレビューの目的
発端は「執筆する気がまだ起こらないけど、なんか書きたいし、ChatGPTの課金が残ってる間にあいつを使い倒したい」とかそういうノリだった気がする。
そこで「セルフプロモーションの一環でセルフレビューしたらいんじゃね?!(ピコーン)」して始まりました。
裏話でファイルのタイムスタンプや、なろうの投稿日をみながら当時を思い出しつつ作業日数と実際の文字数を数え、1日当たりのペースを算出。
そしてざっくりと「2年間のうち50%の稼働率で590万文字を書いて440万文字を公開、1万7千/日」という結果が出ました。
執筆速度の推移はそのうち気が向いたらまとめますが、初期は1日1万文字ペース、現在は2万文字ペースってところでいいんじゃないかと。
1時間あたりは「自動筆記先生を無理やり起こしてみた<即興小説>」で触れている通り、実測で30分2000文字弱、推定で1時間4000文字前後だと思います。
1日何時間書いてるのか。
1時間4000文字計算という仮定。
3時間で1万文字を超えます。
5時間あれば2万文字ですね。
8時間弱くらい頑張れば3万文字。
たぶん、そんぐらいじゃないかな。
自分が変なのだろうか?
AIたちが「お前はおかしい」と言い続けてくるので、「なんかおかしいらしいぞ?」と思い始めましたが、生の物書きの声を聴くと「そこまでおかしい速度でもない。むしろ書ける」という結論っぽい。
もちろんプロで通用する品質に到達してるとは思いませんけどね。
そこの違いがプロの物書きとの速度差じゃないでしょうか。
私は所詮アマチュア、趣味の小説家なので。
即興で破綻なく数十万文字の長編を書ける物書きも、たぶん石を投げれば当たるくらい居るはずです。
Web小説界隈は、毎日即興で1話~数話投稿してる人も居るらしいですしね。単純に新しい時代の執筆方法ということなのでしょう。
私は「終わり方が気に入らなければ投稿しない」というスタイルを取っているので、執筆と投稿を並行する気はありません。
読者の感想を受けてそれを反映させる、とかやると受けは良くなるかもしれませんけど、自動筆記先生がへそを曲げそうですし。できるのかなぁ?
まとめ
一見するとセンセーショナルな「1日2万文字」という数字ですが、世の中案外そのくらい書ける人はゴロゴロしてるのでは、というお話でした。
たぶんみんな、そういう人たちを知らないだけだと思う。
そして作家の価値はアウトプットで決まる以上、作品の評価が取り立てて高くない私も、大したことがないアマチュア作家、ということでしょう。