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占い師になろうとしたけれど、無理だった話

私は占いが大好きでした。
今は年に一度その年の運勢をみてもらいに行く程度になりましたが、
若い時期は占いと共に生きてきたといってもいいくらい占いにハマっていました。


始まりは小学生の時に買ってもらった、タロットカードの本でした。
タロットカードにドはまりし、学校から帰ると毎日タロットをしていた時期がありました。
毎日やっていたから上達したのか、それとも本当に何かしらの能力が開花したのか分かりませんが、
すごくカードが当たるようになって怖くなってやめてしまいました。

それ以来、自分で占うことはしなくなりました。
でも、今度は、未来が見える人、オーラが見える人、いろんな人に占ってもらうことが好きになりました。

ある時、家の近くでワンコインで手相を見てくれるという人に出会いました。
その人曰く、私の手相には仏眼という線があるそうで、それを持っている人は霊感が強かったり、スピリチュアルが好きだったりするという特徴を教わりました。
そして占い師の多くはこの線を持っていると教わりました。

ただ、私は霊感はほどんどなくて。
たとえ霊が近くにいたとしても全然気づくことはないと思います。

仏眼の話を聞いて、小学生の時にタロットカードにドはまりしたことを思い出し、
私、やっぱり占い師になれるのかも!!
と思うようになりました。


それならば、まずは占いの勉強から始めよう。
とネットで検索していると、
直感を鍛えるという講座を発見し
受講することにしました。

内容は、占い師になるための心構えや、講師がどこかから拾ってきた石が、どこからやってきたのかなどを霊視するというものでした。

私はもとから、霊能力なんてないので、その小石がどこからやってきたのか、見当もつきませんでした。
でも、「小石」を想像したら、大体私は川の近くに落ちている小石を想像するので、それを答えると
「あなたにはすごい霊能力がある!!」とさらにその気になるような言葉をかけてもらえました。

ただ、偶然ともインチキとも捉えられるような力で、誰かを占うなんてとてもできそうもなかったので、もっとちゃんとした占い師になるための修行を積んだ方がいいと思いました。

ここまで書きながらも、自分のバカさというか、間抜けさに嫌になってしまいますが、もう少しだけお付き合いください。

霊能力の開花は難しそうだったので、
だったら、カードを極めたいと思うようになりました。
カードは小学生の時に毎日やっていたから、できるかもしれない!
そう思って、今度はタロットカードの講座へ。

せっかく受けたタロットカードの講座でしたが、実はオラクルカードと言われるカードの講座で、
私が幼いころにやっていたタロットカードとは違いました。
オラクルカードは潜在意識に働きかける?カードだったようで、カードの読み取りが私には難しく、何となく上手くやれそうな気がしませんでした。
(のちに使用していたオラクルカードが私に合ったものではなかったということを知りましたが、カードの種類を変えてもきっとうまくいかないような気がして、購入までには至りませんでした。)

2つの講座を受けて感じたのは、
霊能力は全くないこと。
そして、
私には誰かの悩みを解決できるほどの力は持ち合わせていないのだと
いうことでした。
自分の趣味程度にしておいた方が自分のためになると思い、せっかく学んだ占いの知識も時と共に薄れていきました。

ほんの少しだけ勉強してみましたが、
占い師って誰にでもなれそう、という自分の考えがすごく甘かったなと思いました。

ただ、一つ。
占い師側のことを知れてよかったなと思ったのが、
これは占い師の考え方によるんだろうと思いますが、
私が教わった講師の方は、
「占いは悩みがあって、来ている場所。
帰るときは、悩みは解決できなくても、勇気が持てたり元気になって帰って欲しい。」
と言っていました。
これ、占い好きからすると、こんな方に占ってもらいたいなと思える言葉でした。

「もし、悪いことが見えていてもそれを相手には伝えない。」
とも言っていました。
(生命に関わるような危険なものが出た場合は教えると言われていました)

そして、「この世の中、引き寄せの法則が働いているから、もし、いいことを伝えて、そうなるんだ!と思って行動し、そして、その現実を引き寄せてくれたらいい」ともお話されていて、
やっぱり、占いもスピリチュアルも精神世界も、
あっちもこっちも繋がっているんだろうな~と思うお話でした。

これからも、占いは好きなので、年に1度占ってもらう程度のお付き合いで続けていきたいと思います。

この記事を書きながら久しぶりに、タロットカードがやってみたくなりました。
私の未来。
かなり気になります。



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