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選択的夫婦別姓の問題点、共産主義、唯物史観と階級闘争【ジェンダー論の背後にあるもの①】(2021年11月12日)

*今日の内容
■今日のテーマ①
選択的夫婦別姓と言いながら…、共産主義

■今日のテーマ②
ジェンダー論の背後にある
共産主義の理屈を理解する

■共産主義の聖典
・マルクスとエンゲルスの『共産党宣言』
・マルクスの『資本論』

■共産主義の2つの歴史観
①唯物史観
②階級闘争

*歴史観=過去への見方=視座(しざ)
要するに、過去にあった事実を、どのように見るのかということ。
過去の出来事の羅列を、「歴史」として整理するための自分なりの基準。

①唯物史観
・ただ「物」だけに注目する歴史観…
つまり人類史を、物質経済をめぐる歴史として考える
・社会の物質的生産能力に注目
・その役割分担、個人間の関係(生産関係)を調べる

②階級闘争
・社会は上部構造と下部構造によって成り立っている
上部構造(行政、法制度、文化など)
下部構造(経済、すべての土台)
・この上部と下部を結びつけるのが人間の「階級」
・物質経済をめぐる歴史を、「階級」間の闘争の歴史として見る

■生産関係と階級闘争①
上部構造と下部構造を結びつける「階級」は…、

搾取する側とされる側という
個人間の「生産関係」によって成り立っている。

■生産関係と階級闘争②
・人類社会は1)~4)の順に発展していった byマルクス

1)原始共同体(みんな平等)
2)市民・専制君主と奴隷(搾取するかされるか)
3)封建領主と農奴(搾取するかされるか)
4)資本家と労働者(搾取するかされるか)

■生産関係と階級闘争③
・社会的な生産関係には対立構造が存在し(矛盾)する
・それが革命を引き起こすことで、社会は次の段階に発展する。

■「生産関係」という概念の問題点
「資本家」と「労働者」という個人のみに注目する…
個人主義的な歴史観になってしまう
→男女という個人でものごとを捉えるジェンダー論へ

*具体的には次回ノートへ

*選択的夫婦別姓とジェンダー論についてはこちら

*素材もと
共産主義(wiki)
共産党宣言(wiki)
資本論(wiki)
トマ・ピケティの新資本論


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