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【東大生の語る勉強法】〜現代文編〜

こんにちは!

今日は現代文の勉強方法について話していきたいと思います。

主に、受験に向けて勉強をしている中高生を対象に書きました。
ただ、現代文というのは文章を読むときの基本ですので、誰にでも
参考になる点があると思います!

是非読んでみてください!あくまで、個人的に思っていることなので、
気軽に読んでいただけたら幸いです。

1.現代文とは?

まず、現代文とはなんでしょうか?
それは、
筆者が伝えたいことが、因果や例示などの文章構成で述べられた文章です。

「コレステロール」を例にとると

第一段落 一般論
「よくCMとかでもみられるように、一般的にコレステロールは低いほど健康にとって良いとされる。反対に、その値が高いことは健康に悪影響を及ぼすとされている。」

第二段落 例示

「例えば、コレステロールを下げるようなサプリメントや商品は沢山ある。
しかし、コレステロールを上げるものは見た事があるだろうか?
きっと、ないはずだろう。」

第三段落 筆者の主張 
「しかし、コレステロールを下げることは、心臓病のリスクを下げる一方、うつ病やがんのリスクは高まってしまう事が研究で明らかになっている。
心臓病のリスクがない人にとっては、コレステロールを下げてしまっては健康被害が出てしまうだろう。」

のように書かれた文章のことです。

ここでの筆者が伝えたいことは「コレステロールは高い方がいい」
また、それを伝えるために、例示を使ったり、第三段落では
研究結果→主張という因果関係を使ったりするなどの文章構造が
使われている事がわかると思います。

そして、それを踏まえて問題作成者が私たち解答者に向けて
記述式や記号などで問題を出してくる科目です。

ここで、大事なのは作者の気持ちを考えるというよりは
作者の文章を読んだ問題作成者が

「どういう意図で問題を出したのか?」ということです。

よく、『作者の気持ちになって考えろ!』とか言いますが
正しくは
作者の文章を読んだ問題作成者が、この問題を出す時の気持ちになって
というべきでしょう。

ここまでは、現代文の特徴を述べてきました。
では、どう得点すればいいのでしょうか?

2.どう得点するか?

ズバリ言います!


「現代文の答えは本文中にあり!」

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「そりゃ当たり前だろ!本文に答えなくてどうやって解くんだよ!」
「今更言われなくてもわかってるよ!」


そんな声が読者から聞こえてきそうですが、、´д`
果たしてどれだけの人がこれを意識できているでしょうか?

現代文というのは

・筆者の主張ー何を伝えようとしているのか?
・論理展開ー因果なのか例示なのか?

の2点を意識することができれば得点できます!

じゃあ、それはどこに書いてあるのか?答えは、ただ一つです。

本文中です!これに尽きます、、

なので、あれこれ想像して読む必要はないのです。

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・本文中の意見と論理関係をしっかり押さえて読んでいく!
・それを、決められた字数の中で採点者にアピールする!

という姿勢が非常に大切です。


解答の際によくあるのが

・本文にないことを勝手に補ってしまう
・論理構成がぐちゃぐちゃになってしまう

なんていうのをよく聞きます。
当てはまる人が多いのではないでしょうか?


では、それを避けるためにどうやってその姿勢を保つ力をつけるのか?


3.何を意識して問題を解くべきか?

先ほども姿勢のところで述べましたが、得点のためには

「読解力」
ー文章を読み、論理構造や文章構成を掴み、正しく理解する力「解答力」

ー記号の場合
問題文と選択肢を正しく照合する力

ー記述式の場合
読解で押さえた論理構造や文章構成を崩さず解答の中に落とし込んでいく力

の2つの力が必要になります。

では、どうやって鍛えていけば良いのか?

始めに、「読解力」から

本文を読んでいくときに着目したいのは、本文の趣旨と構造です。

最初に、本文のテーマをしっかりと押さえましょう。
その後、因果関係、例示、比喩などを見ながら何を筆者が伝えようと
しているかを掴みましょう。

この際、僕がやっていたのは本文の段落の上に軽い見出しを作ることです。
ここでは、一般論を言っている
ここでは、それに反論して意見を述べている
ここでは、例をあげているだけだから軽く読むなどです。

読むときに、全部に注意を払っていると疲れてしまいます。
強弱をつけて読むイメージをつけていきましょう!

次に「解答力」です。

記号の場合は、読解で得た情報とその選択肢を見比べながら
間違い探しをしましょう。

この場合、解答力を鍛えるには、ひたすら問題をとき、なぜ間違えたかを
考えるしかありません。


そして、記述式の場合です。

まずは、字数を始めに把握しましょう。
そして、その後に何を求められているかを把握しましょう。

どういうことか?の問題であれば
主語述語などに分け、一つずつの要素を言い換えましょう。
その際、論理構造は崩してはダメです。

なぜか?の問題であれば
その原因にあたる部分を本文から探しましょう。

A→BでBの理由を求められた場合Aを答えましょう。
間違っても、B=Bにならないようにしましょう。


4.まとめ

最後にもう一度ざっくりまとめます。

・現代文でアピールすべきは採点者

・本文を読んで出題してくる出題者の意図を掴もう!

・文章を読む時には、読むべきポイントを探しながら読もう!
 その際、メモを取るとわかりやすい

・意見や論理構造を掴む「読解力」
 それを問題形式に合わせて表現する「解答力」を身につけよう!

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