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【ホラーヲタク女子のショートレビュー】

今更な作品ではありますが、私の中での現時点での最恐の作品はOV版の呪怨です。
呪怨が作品単体では無くコンテンツとしての地位を確立した以降に知った方や、リメイク版やハリウッド版などに対するアクションコメディ的な評価しか目にしていない人など、OV版については意外とスルーしたままの方が多い印象ではあります。
OV版第一話「俊雄」のラストでの伽椰子と思われる女性が二階の窓にほんの2秒ぐらいゆっくりと姿を見せる場面は、夕暮れでも暗闇でもない日中のシーンにも関わらず、散々恐怖映画や心霊物を観てきた中でも最恐の一場面で、その後のヒットを確信させるに充分な衝撃でした。
伽椰子さん俊雄君の2トップはOV版からさらに遡る2年前の別作品に既に登場しておりストーリーも繋がっている(OV版では消息不明だった設定の人物が登場している)のでOV版は純然たる第一作ではありませんが、間違いなくジャパニーズホラーの最高傑作の一つです。まだご覧になっていない方は是非ご覧下さい。
話は脱線しますが、他人に心底腹を立てるという事がほとんど無い性格なので、優先度は低いアイテムではありますが不測の事態の備えとして持っておきたい藁人形。
「相手を死にいたらしめるような呪いをかけようとお思いの方」「これを悪用しようとする方」にはお売りできません、との事なので付属の呪法マニュアルを熟読の上慎重に運用しないとです。
さておき、伽椰子俊雄親子でお馴染みの呪怨ですが、呪怨ていうタイトルはなかなか禍々しくていいなあと思っていましたが、昭和の頃から企業名として存在していたのですね。この会社は社名を変更して現在も呪術代行業務や呪術用品の販売を粛々と行っているそうです。

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