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東京さんぽ/2021年9月 新宿御苑 #3

滝の裏側を抜けてこんにちは。
温室前半はこちら。

2で書いたようにサガリバナからはじまる温室後半戦。どうやら時間帯によっては、このサガリバナが吊り下がったまま咲いているのが見られるそうだ。いまだお目にかかったことはない。

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今回もにょろりと触覚のようなナニカが出ている。蛇が舌を出しているようにも見えるような生き物感が好み。

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咲きかけの子を発見。

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そしていつも見かける落ちた子たち。
不思議な形状をしているから、温室行くたびに撮っている。
以前撮ったときのものはこちらに。

サガリバナだったり、フウリンブッソウゲだったりヒスイカズラだったりと、わたしは吊り下げられているものが好きなのかもしれない。

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温室は大体窓やドアが空いていて、出入りすることはできないが、少しだけ外に出ることができる。
温室外に咲いていた小さな紫色の花。
プレートが見当たらず、なんの花かは分からずじまい。

温室に戻り、サボテンゾーンを抜けて滝を横目に見つつ、シダの葉っぱの下へ。
もう大分新芽はなくなってしまっていたけど、少しだけ発見。

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うまくピントが合わなかった。
そして、手前の葉っぱはいつも点々がついていて、ちょっとぞわっとするなぁと思っていたりする。
そんなことはさておき、渦巻いたシダの新芽は“コル”と呼ばれ、「新生」「再起」「調和」などの象徴だそうだ。なるほど。先人は面白いことを思いつく。

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今年7月ぐらいに見に行ったときは、もっとたくさんの新芽があったが徐々に伸びたらしい。友人には虫っぽくて気持ち悪い…と言われたが、蓮の中身の方がよほどぞわっとすると思う(と伝えたら逆だよと言われた)。

シダの観察はこのくらいにして、脇のトンネルを抜ける。
割と素通りすることが多いゾーンで、あまり見かけた記憶のない植物を発見。

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イランイランノキだそうな。
イランイランといえばアロマ。名前は知っていたけど、実際こんな風に花(かどうかは定かじゃないが)が咲くとは知らなかった。

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マスクしているからよほど強い香りじゃなければ分からない。
この黄色い部分から精油を精製するのか、はたまた葉っぱからなのか。アロマは良く分からないが、香りというならお香の白檀の香りは好き。なんとなく落ち着く。

話は逸れたが、そのまま出口の方へと向かう。
いつもなら食虫植物コーナーを見に行くのだけど、思いのほか人が密集していたので早々に諦め、反対側へ。

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チランジア。
やっと名前を把握した。以前から花が咲いていると色合いが綺麗で撮っていたのに、名前を控えておくのを忘れていまに至る。

温室に限らないのだけど、基本的に花の咲く時期は有名なもの以外は把握していないことのほうが多く、訪れたときに咲いていたり生っていたりするものを楽しんでいる。
ただ、コロナになってからインスタで写真をよく見るようになって、以前よりもいろんな花の季節に合わせて写真を撮るようになったここ2年ほど。
そうなると、フルサイズ機で写真を撮ってみたいという欲が再び出てくる。いまはNikonのフルサイズミラーレスが気になり中。とはいえ高価すぎて、変えてもレンズまで揃えられないんじゃないかと思って躊躇してしまう。

というのは余談。

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さて、出入り口に戻ってまいりました。
この赤い葉っぱはなんだろう?
来るたびにここのレイアウトや鉢植えが変わっていて楽しいのだけど、名前が見つけられなかったりする。

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再びのフウリンブッソウゲ。
ちょうど西日が逆光で当たるのを利用して、スポットライトが当たっているように撮ってみる。

さらに出口付近に向かうと、赤く小さな花の集合体。

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ニンニクカズラ。
葉をもむとニンニク臭があるらしい。触ってはダメなので触らない。
赤い色は写すのが難しく、どうしてものっぺりとした仕上がりになってしまう。これはなかなか?

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逆光を使って、光の中に咲くニンニクカズラ。

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こういうのも光芒と呼ぶのか?
うーん、違うかな。

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こちらは普通に縦のショット。
かがんだり煽ってみたり、変な姿勢で写真を撮るわたしがいたせいか、こちらに人はあまり来ず、思う存分撮影してから外へ。

温室の中は当たり前だがとても蒸し暑くて、汗が滴ってくる。
マスクをしているから暑さはさらに倍。
温室の外に出ると、通り抜ける風が涼しくて気持ちいい。冬は暖かくていいのだけど(だから冬の温室は大混雑)、夏はそれなりの覚悟が必要。

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外に出て、たくさん咲いているダリアを撮影。
一度は虫さんと遭遇して退散したものの、いない花を狙って撮ってみる。
青空にピンクが映えて、とても綺麗。

ここから、少しだけ移動するとまた彼岸花が咲いているエリアを発見。
この日は40mmの単焦点レンズしか持っていなかったから、これが限度。

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そこまで近くには寄れないようになっている。
もっといい構図があったはずだけど、直射日光をもろに受けバテバテ。さすがに疲れてしまったので、大木戸門から外に出る。

ちなみに、開演時間内だったら門を出たすぐそばにある通路を通ることができる。
こちらは木が覆い被さっていて日陰だらけなので快適。

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オレンジ色の百合みたいな花が咲いていた。
見たらノカンゾウと書いてある。ここも園内扱いだから、植物にはプレートがある。ありがたやー。

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日陰で暗かったので、露出とISOを上げて撮ってみる。
ブレたけど、うしろはボケてくれたしまあいいかな。

そしてこちらにも彼岸花が植えられていた。

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こちらは露出を抑え気味に。
光の当たり具合で印象が変わってくるのもまた面白い。

色々な人の彼岸花の写真を見ると、どうやったらこんな風に撮れるのかと思うものばかり。練習したいとは思いながら、なかなか平日は仕事で時間を取ることもできず、その間にも花は枯れていってしまうというジレンマ。

まぁ、焦っても仕方がないから、のんびりゆっくり頑張ろう。


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