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東京さんぽ/2022年4月 亀戸天神〈夜藤〉

TOP画の画質が落ちるのがどうしても気になるのだけど、これはどうしようもないのだろうか。
のっけから愚痴から始まるのはよろしくないのだが、ついぽろっと。
気を取り直して、亀戸天神の夜藤の世界へどうぞようこそ。

見えるから撮ってしまうよね、のスカイツリー。

叶うならば、もう一度青空の下の藤を撮りたかったところだが、急激に暑くなり過ぎてしまった影響か、一気に花が萎れてしまったようで、次の休日までは保たないと考えて会社帰りに寄ることにした。

会社からは決して近くはないが、21時までライトアップしてくれると書いてあったので十分間に合う時間だった。ありがたいことである。
亀戸天神へ到着すると、同じ考えを持つ人が予想以上にいた。ちょっとびっくりするくらいには人で溢れていた。わたしの住んでいる地域や地元は基本的に割と閑散としていることが多いから余計に驚く。

なるべく咲いているところをと思うが、考えることは皆同じ。
ただ、ご覧の通りやっぱり花はかなり萎れてしまっている状況だ。
つい3日ほど前に来たときは綺麗な満開だったのに、こんなに早く終わってしまうとは予想外だ。

それでも、ライトアップされていると昼間よりも綺麗に写るように見える。
いつもならGWの初めごろはまだ花が保っているところが、今年はまったくだったようだ。そんな年もある。

この辺はまだ綺麗に咲いている。
ライトアップも強すぎる光というほどでもない。
少し明るめに撮った方が藤色が綺麗に出てくれた。

夜の藤を撮るのは初めてで、どうやったらこの淡い藤色を綺麗に出せるのかと迷い、設定にかなり時間がかかってしまった。最終的には少し調整はしたが、風がほぼなかったのが幸いして、ブレた写真があまりなかった。

ここでも前ボケの練習をしてみる。
平日で何本もレンズを持って出歩けないから、マクロレンズ一本のみ。
手前にピントを合わせて撮った一枚。
少し奥側にピントを合わせた一枚。
これは思うように撮れた一枚でお気に入り。
こんな風にライトアップされている。
時間が過ぎるにつれて人が少しずつ減っていくのも面白い。

意外とカメラを持って一人で来ている人も多く、勝手に連帯感を感じてみる。
失礼にならない程度に、どんなカメラとレンズを持っているのかちらりと横目で見たり、どんな構図で撮っているのか観察したりしている。
もちろん不審者に扱われない程度に。

綺麗に咲いている子を選んだ一枚。
開放で撮ったからか、玉ボケがレモン型になっている。
前ボケ練習中の一枚。
思ったように撮れて満足な一枚。

藤と藤の間から見えた一房を撮るのは難しく、何枚も失敗した。
周りが暗い夜は、当然昼間よりもブレやすく、うまくピントが合わせられなかったりする。慣れの問題もあるだろうけれど、夜藤を綺麗に撮っている人のコツを知りたいと心から思う。

橋の赤と撮りたかった一枚。
花が少し残念な状態か。

撮影を待っていそうな人もいたので、一旦その場を退散して境内をぐるりと回る。
メインの藤棚以外はそこまでライトアップはされておらず、かなり暗い状態だ。ハナミズキも咲いていたのだが、暗すぎてうまくは撮れなかった。

撮った写真はかなり暗かったので、明るく調整した。
本当はここにも藤が咲いていたのだろうけど、こちらはすでに終わってしまったようだ。
スカイツリーと撮れるこの辺も撮影人気スポット。
一番いい場所は三脚を持った人たちが陣取り、一向に動く気配がなかったので諦めて少し別場所から。

この日は24-70mmを持っていなかったから、どちらにしても両方を綺麗に収めるような写真は撮れなかったのでいいのだが、あまりにも占拠しすぎるのは褒められたことではない。周りを考えず、三脚をどっかりと構えて何がなんでもどかない姿勢は醜く見えてしまうからもったいない。

別の場所でもそういう人がいて、わたしはしばらくその人のうしろで待っていたのだが、それに気づいても退こうとはしてくれなかった。
たまたまだろうが、どちらもかなり年配の男性だった。ベストスポットでいい写真を撮りたいという気持ちは痛いほど分かるが、少しくらいは譲り合いの精神を持ってもいいんじゃないのかいと思う。べつに言わないけれど。

ちょっと気分を害したので、藤から離れてだれも群がっていない花を撮る。

ツツジも綺麗に咲いていたのに、見向きもされていなくて切ない。
今年はツツジも早かった。もっと楽しめると思っていたら、こちらもあっという間に終わりを告げた。

ツツジとサツキの違いをいまいち分かっていないわたしである。
これはツツジと思っていたのだけれど、実はサツキなのか?

ツツジの横にある手水舎も撮る。
水が光に反射してキラキラと輝く。

本殿はさすがに閉まっていて、いつもより静かだ。
昼間の賑わいを思うと、ひっそりと静まり返っていると言っても過言ではない。

扉が閉じている本殿は初だ。

そういえば気づかなかったのだが、いつの間にか通れるようになっていた通路があった。本殿の少し手前に左右に分かれた道があり、確か梅の時期は通れないようになっていたと思うのだが、この日はどちらも通れるようになっていた。

久しぶりにこの通路を通った。
満開のツツジ(かサツキ?)がここからでも見える。
通路繋がりで、梅まつりの時期によく撮っていた場所から。

次の日も仕事だし、あまり遅くなるのは嫌だからそろそろ帰ろうかと出口へ向かう。藤もだいたい撮り終えた。

再びのスカイツリー。
一枚目とは別写真で、よく見ると若干色が違う。

肉眼で見ていた方が分かりやすいのだが、結構な頻度で色が変わっていくスカイツリー。いつもこうなのか、この日だけそうだったのかは不明だ。あと、根本の部分が時々キラキラ瞬いてたりする。スカイツリーのライトアップすごいな。
関係ないが、東京タワーは会社帰りからちっさく見えたりするので結構よく見ている。

亀戸天神入り口左側の景色。
赤いツツジと壁の背景が好みだった。

これにて2022年の藤写真は終わり。
正直なところ、昼間の写真をもっと撮りたかったところではあるけれど、今回は初めて夜藤が見られたからよかったと思う気持ちもある。来年はどちらもベストな時期に撮りに行きたいところだ。

さて、季節はようやく5月へと移動できそうだ。
とはいえ、そこまでたくさん写真は撮っていない。新緑の季節はどう切り取るかが毎年の個人的な課題である。


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