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【あとがき】大罪ゲエム act-05「Arrogant sinner -Pleate-「trigger」」


プリーテ主役回スタート

地下アイドルのセンターを担っていたプリーテの前罪はなんなのかに迫る主役回の始まりでした。
これを書いている今プリーテ回は描き終わっているのですが、おそらく彼女が一番えぐい過去だと思います。
プリーテ回は全部で4話分あるのですが、描けば描くほどしんどくてまぁ大変でした。自キャラの苦しむ姿を描くのはとても性癖なのですが(とんでもねぇな)彼女に至っては結構辛くて、読者の方々もなかなかにしんどかったようです。
地下アイドルという華やかな世界の、表側ではなく裏側のドロっとした世界(トップ争いや比べられることの苦痛など)を描きたかったんです
※作者は別に地下アイドルの経験などはなく、あくまでイメージというか「私の思うアイドルの裏側である」ことはご理解いただけると幸いです

トップになりたかったのにどうしてもなれない彼女の苦悩と、それ故にやらかしてしまった前罪がこの後の話で語られていきます

嫌いな相手への拒否反応

5話はユファがアーカスに未遂をされた翌日の話なのですが、本気で嫌い、死ぬほど嫌い、もはや物理的に無理な相手にキスされた挙句、下着も見られて痕までつけられたユファの苦しさは計り知れなかっただろうなと思います。そらマーライオンもするわっていう
(アーユファ推しには大歓喜だったようですね、第4話)

ユファは普段とても強気で明るいですが、こういう経験もしたことのないこと(まぁリリシアのときにされてるんですけど本人覚えてないので)をされてしまうと一気に精神が不安定になりぶっ倒れます。
キョウコが4話で言っていた通り「ああいうタイプは経験したことのない絶望を与えれば簡単に折れる」わけです。

アーカスの目が怖い件に関しては1話でもさらっとユファがモノローグで言っているのですが、リリシアの頃に受けた屈辱、殺された時の絶望と恐怖の中に見たアーカスの目が恐ろしくて、その記憶だけが朧げにあって「なんかこいつの目怖い」と今でも感じているのだと思います。

ちなみにユファは「キス初めてだったのに」って言ってますが、実際とっくにアーカスから初キスも初めても奪われてます。

でもユファも強い女なので、いつまでもうじうじせず、お話の最後の方(みんなを探してるとき)ではわりと復活してます。っていうかプリーテが皆殺ししてるのを見て全部吹っ飛んだとこあるとおもう。


やべー男はまじでやべー

この見出し絶対たいっつーのスレッドで使う(
今回でオーディルの闇の深さがチラ見えしました。
「彼女が僕を残して死ぬなんてありえない」「彼女は僕のものだ」「彼女に触れていいのは僕だけだ」迷言まみれですね。

この流れ最高にすこ


かませ犬感すごい

アーカスに自ら喧嘩を売りながら結局ボコボコにされる噛ませ犬感満載のオーディルさん。
アーカスも独りよがりに愛を語り、ユファに愛を求めるオーディルにうんざりしており説教じみたことを言い放ったんですが、オーディル本人がそれに気づいていないから、結局オーディルは成長せずにユファにひたすら一方的な愛を注ぎ愛を求め続けます。
彼が気づく時は来るんですかね。今のところ来ないですが(鬼

しかしオーディルに殴られてお返しに腹に一発キメるところを見る限り、アーカスも案外子供かもしれません。
レイモンドとかなら殴り返すなんてことしないと思うので。


ゴルターナから見たユファ

これは裏話でもあるんですが、大罪ゲエムは古くからいる自キャラを、性格や服装などを変えてそのまま持ってきています。なので消えた設定などももちろんあります。
ゴルターナは今でこそプリーテが好きですが、昔の設定ではユファと結ばれる世界線もありました。

その設定が実は今でも生きていて、修道院に収容されたての頃、ゴルターナはユファのことが好きでした。
しかし自分にユファは釣り合わない(ユファが高嶺の花すぎて)と気づいたため、気持ちも打ち明けずに自分の中に仕舞い込み墓まで持っていく決意をしたのですが、それをアーカスは気づいています。
でもゴルターナからユファのことについて語られることもなかったため、聞くこともしないで今に至ります。

最後のシーンで「貴女だけでも生きたままループを」とユファに叫んでいるのは、きっとゴルターナもユファを守りたい気持ちがあったからだと思います。
それは本人も気づいておらず無意識で、一度愛した女性を意味なく死なせたくないというゴルターナの気持ちの表れでもあったんじゃないでしょうか。


ところでここの演出、冒頭でアオイが言っていた「この空間は元凶の感情によって天気が左右される」を表していたんですけど(小雨だったのがユファが限界で泣いてしまったことで大雨になってる)気づいた人いないんだろうな。。。

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