【あとがき】大罪ゲエム act-06「Arrogant sinner -Pleate-②「scapegoat」
プリーテ主役回本格的にスタート
地下アイドルのセンターであるプリーテの主役回です。
プリーテは乖離性同一性障害(二重人格)だったわけですが、どうして彼女がこうなってしまったのか、については7話の方で詳しく説明しています。とりあえずそうなってしまうくらいプリーテは追い詰められていたことが判明しました。
自分を変えるためにアイドルを目指したのに、間違った方向に変わってしまったのは『周りと比べられる』というでかいストレスと苦痛に勝てず、の攻防戦でもあったのかもしれません。
プリーテは傲慢の罪人ですが、どこか強欲や嫉妬も混ざっている気がします。二重人格故の様々な欲がプリーテの中に渦巻いていたと考えると結構辛いですね。
ユアとユファの関係
「似ている」と裏プリーテが言っていたように、ユアとユファは瓜二つです。声も見た目も、おそらく性格もそっくりで、でもユファ=ユアではない。
ユファ自身もユアのことは全く知らないのでプリーテの言うことが理解できておらず困惑してしまうわけです。もちろんここも、なぜ似ているのかの理由はあるのですが、どでかいネタバレになるので今はノーコメントで。
ところで裏プリーテはユファのことを『天使様』と慕っていますが、意外と本当に天使と思っているわけではなく、皮肉で言っているのかもしれませんね。普段のプリーテは純粋にユファのことは好きです
ゴルターナを最後まで殺さなかった理由
裏プリーテはゴルターナのことが嫌いです。それはプリーテが知ってしまったら悲しむことを犯している(いた)から。
彼女はプリーテを悲しませるやつは誰であろうと許さない殺す思考です。そしてゴルターナは昔ユファが好きでした。
プリーテが修道院に来たばかりの時、ゴルターナはプリーテを気にかける素振りを見せながら心はユファに向いており、それを見抜いていた裏プリーテは「こいつもプリーテを傷つけるつもりかしら」と警戒対象(むしろ嫌い対象)としてプリーテの内側から見ていたんです。
今ゴウはプリーテが好きなので、当時よりは警戒していませんが、それでも未だに怪しんでいるのは事実。男は女々しいですからね。
話が脱線した。最後まで殺さなかった理由はきっと、普段のプリーテがゴルターナを信頼しているからこそ殺したくなくて、裏プリーテを内側から制止していたからです。殺さなかったと言うか、「殺せなかった」ですね。
アーカスの心境
登場の仕方がただのヒーローなんや!!いや正規ヒーローなのでそらそうなのですが。
6話ってユファにキスして未遂した翌日の話なんですが、昨日の今日でこのヒーローっぷり、凄いと思います。
まあアーカスは昨夜に散々反省し、その償いと言いますか、ユファに申し訳ない気持ちがあるからこそ身を呈して庇ったんでしょうね。
アーカスもアーカスでかなり複雑な思いを抱えているので(リリシア=ユファなわけが無いと混乱し、好きだったリリシアに裏切られたショックで犯して殺したのに何故か瓜二つの人間が自分の前にいる)この時の本人の心の内もぐちゃぐちゃだったと思います。
でもそれより今はユファを守りたいからそんなのどうでもいい、と身体が動いたんだと思います。
この辺に関しては8~9話で触れますが、ユファもユファで普通なら昨日の今日でアーカスにこんな対応出来ないと思います。まぁそんな事気にしてる場合じゃない事態が起きてしまった(皆殺し)ので、全部吹っ飛んだのだと思いますが。
ゴルターナが裏プリーテに説得という名の説教
普段静かで冷静な彼が怒る姿を描くのは結構楽しかったです。それはおいといて。
彼はプリーテが自分を守るために別の人格を生み出してしまったことに否定はしていません。(まあそれは皆そうなんですけど)ただ、誰かを貶めるタイプの人間には他の人より強い憤りを感じており、言ってしまえば嫌いです。
裏プリーテがまさにそれなので、ゴルターナも裏のプリーテのことは嫌いかもしれません。
早く正気に戻って欲しくてお前(裏プリーテ)など見たくもない、早くいつものプリーテに会いたいという欲がゴルターナの中にもあったんでしょうね。
そしてカケラに関して触れていたゴルターナは、このループの空間の何かに気づいています(そこは8話で描きます)ゴルターナもリーダー気質なところがあるので、率先して探索や謎を解明していく側の立ち位置です。
オーディル、レイモンドの次にまとめ役として適しているのがゴルターナです。
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