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タワー・オブ・テラーの歴史 その3 〜アトラクションの歴史を探ろう〜

↓その1、その2はこちら

どうも、コナンの映画も観てきました、みつきです。

前回までは東京ディズニーシーにタワー・オブ・テラーがオープンするまでの話を振り返ったので、いよいよ今回から東京ディズニーシーの話に入る。それと一応世界のタワー・オブ・テラーの年表も置いておくよ。

2001年にカリフォルニアに「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー」というパークがオープンした同じ年の9月4日、日本に皆さんもよくご存知の「東京ディズニーシー」がオープンした。

実はこの東京ディズニーシー、開園前に公開されていたコンセプトアートの時点でタワー・オブ・テラーが描かれていた。さらにこの頃に描かれていたのは現在のエレベーターが3列稼働しているタワー・オブ・テラーではなく、なんとディズニー・ハリウッド・スタジオのものと同じ乗り物が前に進むタイプの形のタワー・オブ・テラーだった。(2種類のタワー・オブ・テラーの違いについては前回の「タワー・オブ・テラーの歴史 その2」を参照。)

画像出典:JUST ANNOUNCED: D23 Celebrates 65 Years of The Disney Theme Park - D23
https://d23.com/just-announced-d23-celebrates-65-years-of-the-disney-theme-park/

そのレアなタワー・オブ・テラーのコンセプトアートはあんまり残ってないんだけど、D23(ディズニー公式のファンクラブ)が公開したアメリカンウォーターフロントのポストカードに描かれていたのを見つけたので共有しておく。ポストカード左側に正面から見て手前側が高くなっているタワー・オブ・テラーが描かれているけど、実際のものは奥側が高くなっていて、手前側が高いのはディズニー・ハリウッド・スタジオのものと同じ形なんだよね。

ディズニー・ハリウッド・スタジオのタワー・オブ・テラーの3Dモデル。上のアメリカンウォーターフロントのポストカードに描かれているタワー・オブ・テラーと同じ形をしている。(画像はGoogle Earthより)

もしこのコンセプトアート通りに作られたら、東京ディズニーシーでも「エレベーターが前に進む演出」が体験できたはず。けれど採用されなかったのは、恐らくディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーの時と同じでアトラクションを体験できる人数の多さを優先したから。因みにもし前に進む演出があった場合ストーリーなどにどのような変更があったのかなどは公式で発表されていないので良く分からない。

そうそう、ストーリーといえば東京ディズニーシーのものでは「トワイライト・ゾーン」をテーマとしたストーリー付けはされなかった。理由としては東京ディズニーシーにはハリウッドをテーマにしたエリアは作られず、代わりにニューヨークをテーマとしたエリアが作られたこと。またトワイライト・ゾーンは日本ではあまり知名度が無かったことなどがあったらしい。というわけで日本のタワー・オブ・テラーには新しいオリジナルのストーリーが使用された。それが「タワー・オブ・テラーの歴史 その1」で話したハリソン・ハイタワー三世だのシリキ・ウトゥンドゥだのが登場するあのストーリーである。

因みにハイタワー三世というキャラクターのデザインにはなんとモデルがいる。それがディズニーパークの数多くのアトラクションを手がけたクリエイターの「ジョー・ロード」氏だ。彼はタワー・オブ・テラーの制作には一切関わってはいないのだけど、その迫力のある顔がアトラクションの壁に飾るレリーフのデザインとして採用された。すると彼の顔はホテルの様々な装飾に使用されることとなり、最終的にはアトラクションの主人公であるハリソン・ハイタワー三世のモデルにもなっちゃったんだという。

そして東京ディズニーシーのタワー・オブ・テラーといえば、オープン前に今までの東京ディズニーリゾートのアトラクションでは類を見ないレベルのメディア展開が行われた。謎解き要素を含んだ特設サイト、ラジオストーリー、漫画、雑誌による特集、そして新宿と渋谷での新聞を模したチラシの配布などなど、オープン前から複数の媒体を用いて濃密なストーリーが展開された。ここら辺のストーリーはあまりにも濃密すぎて私も全然追えてないので今回は触れない。気になる方は色々調べてみてね。

"The Twilight Zone Tower of Terror - Disneyland Paris" by wrayckage is licensed under CC BY 2.0.

2007年にフランスのディズニーパークである「ウォルト・ディズニー・スタジオ・パーク」にトワイライトゾーン・タワー・オブ・テラーがオープン。ウォルト・ディズニー・スタジオ・パークはディズニー・ハリウッド・スタジオを模したパークだったので、なんの問題も無くトワイライトゾーン・タワー・オブ・テラーをそのまま導入することができた。ただし内容はディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーと同じエレベーターが3列のもので、ストーリーの変更などもなく全く同じものが導入された。

実はフランスのトワイライトゾーン・タワー・オブ・テラーの特徴はアトラクションの中じゃなく外側にある。アトラクションのオープニングセレモニーが行われた2008年には初めてタワー・オブ・テラーの建物に映像を投影したプロジェクション・マッピングによるショーが行われた。

↓2008年に行われたタワー・オブ・テラーのオープニングセレモニーの動画

これは年代的に映像投影の技術が発達してきたこと、タワー・オブ・テラーの建物自体が平面的で映像投影に向いていること、ウォルト・ディズニー・スタジオ・パークにはアトラクションの近くに多くのゲストがショーを鑑賞できるだけのスペースがあることなどの条件が良かったんだと思う。因みに現在でもここでプロジェクション・マッピングによるショーは行われていて、最近はそこにドローンも組み合わせたマーベルのショーなんかもやってたりする。

さて今日はここまで。これで全てのディズニーパークのタワー・オブ・テラーが揃ったので、次回はその後のリニューアルなんかについて触れていこうう。ではでは。

〜note限定おまけ〜

記事内で触れたフランスのトワイライトゾーン・タワー・オブ・テラーで行われているマーベルショーの動画をば、動画のリンクはnoteじゃないと貼れないしね。

近年ディズニーランド・パリではこういったドローンを用いたショーが結構積極的に行われている。リゾート全体の面積の広さやそれぞれのパークの配置がドローンショーに結構都合が良いのかもしれない。是非東京ディズニーリゾートでも見てみたいもんだけど、まぁどうだろうねぇ……

あっそうそう、プロジェクションマッピングといえば2021年にウォルト・ディズニー・ワールドの開園50周年を記念してトワイライトゾーン・タワー・オブ・テラーでショーが行われていたのでその動画も載せておく。にしてもこんなキラキラしたタワー・オブ・テラー初めて見たぞあたしゃ……

↓下の❤️を押すと東京ディズニーリゾートで撮った写真と一言コメントが見られます。

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