見出し画像

【婚活体験記④】アラサーOLの「お見合い」にまつわるエトセトラ

真剣交際までの3週間で申し込みを40件程頂き、うち10人とお見合いをした。
今回は私が結婚相談所のお見合いを経験する中で感じたことをつらつらと書いていく。

ではまず、結婚相談所でのお見合いの流れを紹介する。
当日以外は相談所のシステム上で完結するし想像以上にカジュアルなので、マッチングアプリと感覚は近い。

お見合いの基本的な流れ
①片方、もしくは担当がお見合い希望を申請
②申し込みを双方が承諾
②待ち合わせ場所(原則女性指定)で初対面
③カフェなどに移動して1時間ほど話す
④交際希望か否かをシステム上で登録
⑤仮交際(連絡先交換、複数人同時進行可)

お見合い後の交際は、一人を選ぶまで何人でも同時進行が可能というのがミソ。
平日は深夜まで仕事をして土日はお見合いを複数こなす日々は、毎日スーツに身を包んで何件もの就職面接に乗り込んでいた大学4年の春を思い起こさせた。あぁ懐かしや。

では、お見合いの時に考えていたことを書き記していく。

■お見合い申請は承諾の方がラク

初回面談で担当さんと「結婚相手に求める条件」を決めてはみたが、いざお見合いの申請をもらうと、承諾は簡単でも拒否はかなり心理的負荷がかかる事がわかった
あくまで私はだが、「会わずにその人のことが分かるのか」「可能性を減らしてどうする」「条件で切り捨てた人が運命の相手だったら」と毎回思い悩むのだ。

(※自分から出すお見合い申請はことごとく承諾されなかったので、相手の男性に「条件で切って後悔が無い女」だと判断されたのを実感する瞬間が結構キツかった。自分もお断りを入れるし、「需要と供給が一致しないだけだから仕方がない」という割り切るしかない。でもツライ。)

対処法として、私はスプレッドシートで「進捗管理表」を作った。申請を貰ったら相手のプロフィールを表に転記して、プラスだと思った項目には赤色、ネガティブだと思った項目には青色をつけて、所感と実績のデータを蓄積していくのだ。
自分の好みや判断基準が可視化されて、お見合い申請の判断がラクになったのでやって良かった手続きだと思う。

※個人情報保護の観点で結婚相談所的にはグレーだと思う。せいぜい活動記録を手帳に書き残す程度の使い方に留めて外部には絶対開示しないこと。これは自戒。

■初対面での好印象/悪印象

男性側は相談所から指導されているのか分からないが、待ち合わせ場所で落ち合うと予め男性がカフェを下見してくれていることが多く、ありがたいが男性は大変だなと思った。

費用についても、結婚相談所からは原則割り勘だと言われていたが、半数くらいの方が奢ってくれたのでご馳走になった。ありがたいが男性側は結構な出費になるのだろう。

さて、自分が体験したお見合いを通して、個人的に好印象だったことと微妙な気持ちになった事柄をまとめてみた。

好印象だったこと
・お洒落で落ち着いたカフェを選んでくれる
・プロフィールを読んできてくれている
・緊張している(かわいい)
・楽しそうにしてくれる
悪印象だったこと
・格好がラフすぎる
・極端に狭いカフェ/ファミレス
・話を一切広げてくれない
・自己開示が無く性格がわからない
・割り勘の上に自分だけクーポン
・食事のマナーが悪い

好印象についてはもはや私の趣味だが、自分と会うのを楽しみにしていてくれた事が伝わるのが一番嬉しかった。緊張してなかなか目が合わない人が、打ち解けるにつれてテンションが上がってきたり、楽しく話してくれると「会ってよかったな」と思う。私は男性の一生懸命な姿が最高だと思うし大好きだ。(世の女性がどうかは知らない)

それに対して、一番悲しかったのはラフすぎる服装の人。何人かいたけれど会って早々にテンションが下がった。
まがりなりにも「結婚を前提としたお見合い」なので、スーツじゃないにせよせめてジャケットくらい着てほしかった。前後に違う人との予定でも入っていたのだろうか?こっちはバッチリ化粧をして一張羅のワンピースを着ているのだよ……。

■お見合いトークをどう構成するか

お見合いの制限時間は大体1時間。
プロフィールだけでは掴めない相手の価値観を知り、自分の考えを話して、この人と一緒になったらどんな将来だろうと想像しながら次も会うかを判断する……。
ある程度計画を立てて挑まないと、よく分からないまま一瞬で1時間が終わってしまう。

初回のお見合いは何の戦略も無くダラダラ喋って失敗に終わった。少しだけ軌道修正をかけて、2回目以降のお見合いで考えてたことは次の通り。

必ず聞いていたこと
・仕事は楽しいか(仕事に対する姿勢)
難しかったこと
・「聞く」と「話す」の割合
・オタク同士で盛り上がるコンテンツの話

仕事に軸足を置くか置かないかは好き好きだが、私が結婚相手に求めていたのは、当事者意識を持って仕事をしていること。あまりワーカーホリック過ぎても困るが、こちらの仕事にもある程度理解を示してくれそうなのと、当事者意識のある人は会社でも大事にされるだろうし出世もするだろうなと(現金な話だが)考えたためだ。
「お仕事は楽しいですか?」と聞いて「楽しい」と返答がきた割合は1/3程度。ここで話が弾む人とは「価値観が合うな」とか「尊敬できるな」と思っていた。

ちなみに、結婚観とか家族観みたいなものは交際に入ってから話せばいいと思っていたので、相手から話を振ってこない限りお見合いの場では全くしていない。

さて、私は前職で取材を生業にしていたこともあり、人の話を楽しく聞くのは結構得意だし好きだ。反面、苦労したのは聞き役に徹してしまい、相手に印象を残せないというもの。この辺の感覚が結構難しく、バランスが悪くなってしまったお見合いは後味も悪かったし、意識せずとも話が盛り上がったお見合いは交際に繋がった。
相性が合う合わないってこういう事なんだろう。

もう一点、オタク同士だと発生するアニメやゲームの話は結構リスキーで、コンテンツの中身の話で盛り上がっても性格は結局よく分からなかったという印象になってしまう。安易に盛り上がるからつい話してしまうけれど、オタク友達を作りたいわけじゃないので、コンテンツの話になったら早めに軌道修正をすることを過去の自分にアドバイスしたい。
(成婚退会した彼が私よりずっと重度のオタクだったのは、付き合って結構日数が経ってから知った)


次の記事では、私のお見合いを一人ずつ振り返っていこうと思う。ちゃんと思い出せるかな……?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?