PS.ありがとう 最終話
そう言うと、祐輔がはしをとめて振り向いた。一瞬目が合った。何か言おうとしているようにも見えたが、祐輔はすぐに画面に目を戻した。自分がとても嫌なことを言っているのはわかるが、これくらいは言ってもいいだろう。
祐輔が東京に行っている間、自分は成田雄二と会う、何が起きるのかはわからない。気持ちは晴らしたい。
祐輔が帰宅したらすぐに東京行きを打診しよう、それが最後だ。その時にあのレストランで撮った浮気現場の映像を見せて、東京行きを認めさせる。祐輔のお遊びはそこでジエンドだ。
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