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42歳で、4社目のスタートアップに入社。スタートアップの魅力を伝えたい。


これはM&Aクラウド アドベントカレンダー2022の12日目の記事です。

多くの皆様、はじめまして。M&AクラウドでCMOと、プラットフォーム事業部長、マーケティング部長を兼務している三井と言います。前職はウェルスナビという会社に4年くらい勤めていて、執行役員CMOをやっていました。年齢は42歳、2022年の4月からM&Aクラウドへジョインして、8ヶ月くらいが経過したところです。

入社の経緯はこちら。


今回はアドベントカレンダー共通のお題である「今年の振り返り・来年の抱負」に触れつつ、スタートアップで働くことの魅力について書いていきたいと思います。

今年の振り返り

過去3社の未上場スタートアップ企業(グリー株式会社、株式会社Wondershake、ウェルスナビ株式会社)を経て、4社目の未上場スタートアップ企業として入社したM&Aクラウド。過去のいずれも社員数50人規模のフェーズでジョインしてきたので、私の社会人経験のほとんどは50人〜100人くらいのスタートアップ企業で過ごしたと言っても過言ではありません。

現在、入社して約8ヵ月が経過したところですが、スタートアップらしく、自分より一回り若い(平均年齢は32歳くらい)メンバーに刺激を受けつつ、やるべきこと見つけてはせっせと働くタフな毎日を過ごしています。

入社してから特に嬉しかったこと?そうですね、前職や前々職、前々々職に引き続いて、また優秀な人材に出会えたことです。私が今まで勤めてきたメガベンチャーはもちろん、どこの会社でもきちんと活躍できそうな、人材がまたいました(いやーいるもんですね)。4社くらいのスタートアップを経験すると、ちょこちょこ出会えるのですが、こういう出会いをすると「日本でも、これくらい優秀な若者がスタートアップにチャレンジして、勝手に育ってるんだなぁ。今後も続々と出てくるんだろうなぁ」なんて、日本の未来に可能性を感じずにはいられません。

例えば今、一緒に働いている27歳くらいのメンバーがいます。彼は元々の能力も高いのでしょうが、成長スピードが早い。私が作った結構複雑な「コホート分析」のスプレッドシートを勝手にコピーしたりして、みるみるうちに吸収し、自分のものにしてしまいました。これは、なかなかやられました。一応、東大や京大、大手コンサル出身の部下もいたことがあるものの、教えてもない人に勝手にこの分析をコピーされ、他の業務に応用されたのは、14年間で初体験でした。

27歳といえば、私がグリー株式会社に転職したくらいの頃。当時の私は、SUM関数しか使えなかった。。。単純にデータ集計や簡易的な分析スキルだけで言えば、35歳頃の私と、現在27歳の彼が、同じくらいのレベルにいます。従って、来年以降、全力で芽を摘む予定です(もちろん嘘です)。

彼以外にも優秀な人材はいます。日本一営業ができる執行役員 社長室長がいて、とっても頼りになります。さらに、日本一営業ができるCTOもいます。彼と話すととっても前向きな気持ちになるので、私は大好きです。

多くの優秀な人材を抱えながら、総じて元気でモチベーション高く、スタートアップらしく多くのチャレンジをしていくM&Aクラウド。入社直後はもちろんのこと、最近は特に入社して良かったなと思っています。


スタートアップで働く魅力とは

1年の簡単な振り返りをお話ししました。

ところで私、プラットフォーム事業やマーケティングの責任者として、日々採用活動に勤しんでおります。まあ、言ってしまえば、自部署(だけじゃなく他部署も)の採用活動の成否が事業の成長に大きく関わってくるわけです。
ところが、過去14年くらいのグリー時代からの採用活動の経験を踏まえてもなお、「相変わらず、未だに、スタートアップの魅力が全然伝わっていない・・・!」と感じます。こんな素晴らしい環境なのに。今すぐにでも飛び込んだほうが良いのに。。。どうして。。。

そんな状況に対して「スタートアップで働く魅力を訴えたい!」と切に思い、今回、筆を取った次第です。

スタートアップの魅力(1) 急成長中の企業での経験は良質な栄養になる

いきなり最初から、最大の果実の話、をします。

ちょっと古い話になりますが、私が最初のスタートアップに挑戦したのは2008年。デザイン会社の営業出身で、ITに疎く、エクセルもまともに使えないほどでしたが、運良く上場前のグリー株式会社に身を置くことができました(採用してくださったグリーの皆様には感謝してもしきれません)

そして、多くの失敗をもとに多くの経験ができました(成功の数なんてほんのわずかです!)。急成長中の企業では、信じられないくらい、めまぐるしく状況が変化します。昨日のルールが今日変わることも当たり前です。そういう状況下では必然的に、現場に多くの裁量が与えられることになります。大企業なら30、40代の役職者にしか与えられないような裁量を、20代が持つこともあります。

サイバーエージェントの藤田さんも、「成長産業に身をおくべき」とおっしゃってます。

【参考記事】

例えば、私がグリー時代には、上司である33歳の部長(当時、わたしは30歳くらいでナンバー2でした)には、年間50億〜100億円規模の広告宣伝費が任されていました(正確にはこれはマザーズに上場して、しばらくしてからの話ですが)。これは他の上場企業の広告宣伝費と比較しても、そこそこの規模といえます(十分な調査をしてるわけではなりませんが、かなり多いほうです・・・!)。多額の広告宣伝費を用いて、様々なことにチャレンジできる機会を得られたことは、私にとって大きな財産で、実際に今の業務にも大いに活かされています。

多くの裁量が与えられ、実戦を積み重ねていくことで得られる経験は、ビジネスマンの成長にとって本当に良質な栄養になります。若いうちからスタートアップに身を置くことは、自分自身の圧倒的な成長につながる、と自信を持って言えます。

そして何より、部活みたいでとっても楽しいです

スタートアップの魅力(2) 1社がうまくいかなくても、次にチャレンジできる

次に、恐れる必要なんてない!ってお話をします。

スタートアップに入社したら、どんどん事業が拡大して、社員数も増えて、株式上場を果たして……と、必ずしも全てがうまくいくとは限りません。数年後に事業環境が変わり、うまくいかなくなる企業も多く見てきました。それは事実です。

その点を心配して、スタートアップへジョインすることを尻込みしてしまう人もいるかもしれませんね。

しかし最近では、親方日の丸までもがスタートアップの育成を最重要課題に設定する等、新たなスタートアップが次々と生まれていく土壌が整ってきています。

【参考記事】


これからも間違いなく、次々と若くて優秀な起業家が事業アイデアを考案し、多額の資金調達をして、事業成長や人材採用にどんどん投資をして、成長を加速させていきます。

そのため、どのスタートアップ企業でも人材の供給が全然追いついていません。そんな急成長中のスタートアップ企業にとって、一度でもスタートアップに身を置いたことのある人材は、とっても魅力的に映るんです(今のM&Aクラウドも、そんな人材を魅力的に思う企業のひとつです)

実際に私がジョインした3社目のスタートアップは当時苦戦しました。しかし、そこでの経験は、次に転職したウェルスナビ株式会社に歓迎されたりもしました。

つまり、入社したスタートアップがうまく軌道に乗らなかったとしても、恐れる必要はありません。二度目、三度目のチャンスはありますし、その失敗経験すらも歓迎される環境なんです。

スタートアップの魅力(3) 年収は、もう安くはない

そして、お給料の話をします。

私がスタートアップ企業に入社した15年ほど前は、大企業からスタートアップに転職したら年収が大幅に下がるのは当たり前でした。しかし近年、そのような傾向は変わってきています。

VC(ベンチャーキャピタル)の増加とともに、スタートアップの資金調達は活発化しています。その資金を優秀な人材の確保に使おうという企業も多く、スタートアップの給与水準は上がっています。日経新聞にも以下のように「有力スタートアップの年収は大企業と同水準」との記事もあります。

【参考記事】
有力新興の平均年収、上場企業超えも 21年度5%増

自分の市場価値はどれくらいなんだろう?くらいの感覚でも、転職エージェントに聞いてみるのも一つの手かも知れません。

スタートアップの魅力(4) ストックオプション制度がある

最後に、ボーナスの話です。

スタートアップのなかにはストックオプション(SO)という制度を用意している会社が多くあります。あらかじめ定められた価格で株式を購入できる権利を、社員・役員に付与する制度です。

ざっくりと説明すれば、SOを受け取った後、在籍しているスタートアップが上場を果たすことで、多額の報酬が得られる可能性があります。実際に私も過去のSOで一定の資産を築くことができました(お世話になった方々、ありがとうございます!)。私が、次々と新たな環境にチャレンジできるのも、SOという制度のおかげです。心から感謝しています。

こんな記事もありますね。

【参考記事】
結局、スタートアップは儲かるのか? 上場メガベンチャーの“SO長者”番付

もちろん、スタートアップに入社したら皆が必ずSOを付与され、多額の報酬を得られる、とは限りません。しかし、1社目で付与されなかった(あるいは付与されても上場には至らなかった)としても、2社目、3社目でうまくいく可能性があります。実力をつけていけば、自ずと自分の力で報酬をコントロールできるようになっていくはずです。

スタートアップで働いてみませんか?

いかがだったでしょうか? 

まとめると、スタートアップは、
(1)裁量が多く、圧倒的に成長もできて、
(2)失敗も許容され、そして次のチャレンジも歓迎されて、
(3)お給与も安くはなくて(しかもどんどん良くなっていってる)、
(4)SOというボーナスまである

そんな環境である、とも言えると思います。

一部、ちょっと極端な表現をしてるも知れません。ただ、私自身、自分を育ててくれたスタートアップ業界、日本の成長を引っ張るべく未だに成長を続ける(そして、成長を続けなければいけない)スタートアップ業界、そんなスタートアップ業界に思いを馳せ、「20代の人は全員スタートアップに入社すればいい」とさえ思っていたりして、ちょっとスタートアップ原理主義者な側面があるかも知れません。その点、少しだけ大目に見て頂けると幸いです。

最後になりましたが、私の来年の抱負は、こんなに素晴らしいスタートアップという環境に身を置く方を一人でも増やすこと。もちろん、当社の扉を叩いていただければありがたいですが、他社でも全然構いません。スタートアップに興味がある方、相談したい方は、三井個人にでも結構ですので、どしどしお問い合わせください。素敵なスタートアップをたくさん知っています。

お気軽なご連絡、お待ちしております。

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