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喜びの消費期限。

2018年に運よく結婚できた僕も、
今年で無事に2回目の結婚記念日を迎えられました。
出会ってからは3回目の記念日。
ようやく3年、たった3年、
いろんな言い方があれど、
誰かのことをたった3年で知り尽くそうなんて
到底無理なのが当たり前で、
それはたとえ妻でも同じ。
未だに新しい彼女の姿を見ては新鮮な気持ちになる。

最近気づいたのは、喜びの消費期限だ。
僕はどちらかと言うと、というか完璧に喜びを
花火みたいに爆発させてパーッと喜んでしまうタイプ。
わーすごい!美味しい!やばい!と。
自分がこれなもんだから、そうじゃない人には、
「もっと喜んだほうが周りも嬉しいのにね」と
思っていた。
妻は真逆でいつ喜んでいるのか、どれほど嬉しいのかが、
全然読み取れない。
妻には何の文句もないけど、物足りないところがあるとしたら、
この喜び方についてだった。

でも、僕は大きな思い違いをしていた。

時間が経たないと分からないもので、
妻は時々、唐突にというか何気なくというか、
普通に1年前の写真を見て嬉しそうな顔をしている。
突然1年前に食べた料理のことを話し出す。

そう、妻は花火みたいには喜ばない代わりに、
ずーっとじんわり喜べる。
ずーっと少しずつ喜んでいる。
だからずーっと記憶が鮮明でいる。

本当にハッとしてしまった。
僕はパーッと喜ぶ代わりに、結構なスピードで
忘れてしまう。

なかなかできないけど、
きっと妻の方が豊かな時間を過ごしているような気がする。

ただ、「美味しくなかったね」も1年後とかに言うので、
それはそれで思い出がぶっ壊れるので困りますが。

3年目も新しい発見を楽しみにしている。

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