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「嫌われる勇気」 気づくまで十年。早くに読めばよかった。

 もう出尽くした感はある書籍でしょうが、読み終わったので感想を。(アドラーの教え)ってあると、なんか宗教ぽいけど、哲学ですね。表裏一体で、紙一重なんですね。
以下、ダラダラと感想です。


 人間関係で、どう生きればよいのかと思い悩むのであれば、私は本書奨めます。良い本です。十数年前の早くに読んておくべきだったかなと。
 人間関係や人生で悩んなら、D.カーネギー著の「道は開ける」が有名ですが、厚く、読めども読めども進まなかった。本書は、二人(先生である《哲人》と生徒である《青年》)の対話形式で進み、所々自分が知りたいことを「青年」が代弁してくれたたので、章内で読むことが途切れなかった。゛分かった気になりました。「哲人」がアドラーの教えを丁寧に、程々の内容で説明しくれて分かりやすいです。

 さて「アドラー」の教えですが、老若男女、人は変われ、そして幸せになることができるのと、初っ端から述べられる。それには、これまで常識と思ってた認識を覆さなくてはならない。それは
・トラウマはない
・不幸は自分が原因
そして
・すべての悩みは「対人関係」
ここが重要と感じました。究極、社会で自由になるためには、何も無いところで生活すれば良い。何も、誰も関係してこないから。しかし、それは無理です。ニート、引きこもりにしても、誰かが生活の支援をしている。トイレの水が流れるのも、食品を買う、ガスコンロに火が着くのも、ゴミが収集されるのも何一つとっても、誰かが関与しているのである。Amazonに注文したって梱包、配送してくれる人いないと届かない。なので他者との関係は必然であり、自分ともう一人いたら、それは社会であり、人間関係が成立する。そこで幸せに成るためには。。。と。言うことです。

 よく出てくる重要なのは言葉(キーワード)は、
「人生の嘘」「勇気」「課題の分離」「共同体感覚」「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」
人間関係、受け入れるのも、拒否するのも全ては自分が握ってるのである。
能力、特性を誇示(マウントを取るということかな)した承認欲求では、一方的で駄目なんです。今、この時を生きて貢献していくことこそ、必要と述べられている。私は、Give&Takeでなく、Give&Giveだと思ってます。
 こう成りたい、こうあって欲しいという未来ばかり想像して歩んできてしまった十数年間、自己顕示ばかりが強くて何も与えてなかったと反省しました。
 重要なのは「いま、ここ」と本書にあり、「人はいま、この瞬間から幸せになることができる。」と述べられてる。そのためには、変わる必要があり、(嫌われる勇気)を持つことが必要なんですね。
ホント。仕事も、私生活も周りのこと気にしてたから、何も進まず、全然幸せにはならないのか。社会、家庭で生きていく上で、少しでもストレスが軽減する、取っ掛かりとして今から読んでみてはいかがでしょうか。


 

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