2019年も、映画は素晴らしかった。 byみつばち1号

あたらしい年、2020年。
今年もよろしくお願いします!

昨年は120本ほどの映画を劇場で鑑賞しましたが、年明けは思うように足を運べておらず、そわそわしてるみつばち社えいが部部長です。…だなんて平和ですね。本当にありがたいことだとかみしめてもいる新年でもあります。

さて、2019年に劇場鑑賞した新作の中で、最も記憶に残る映画。
選びきれないので、みつばちということにこじつけて、日本映画を3本、外国映画を8本あげてみたいと思います。

日本映画
『新聞記者』 とにかくこの作品を世に出したつくり手に拍手
『宮本から君へ』 すべての主演男優賞は彼にあげてくれ(笑)
『人生をしまう時間(とき)』 ドキュメンタリー。登場する医療従事者の方々の素晴らしさよ

外国映画
『ファースト・マン』 当時の装備で月に臨む緊張感を追体験
『共犯者たち』 お隣韓国のジャーナリスト魂に打ちのめされる
『ゴッズ・オウン・カントリー』 LGBT映画(なんて乱暴な言い方ですが)の傑作がまた一本
『バジュランギおじさんと、小さな迷子』 インド映画万歳!
『存在のない子供たち』 揺さぶられる。言葉なんて無力だと思わされる
『家族を想うとき』 ケン・ローチ監督、どうか現役続行してください
『ジョーカー』 すごいですよね
『アイリッシュマン』 あの監督あのキャスト、この作品!

読書もそうだと思うのですが、映画は、観れば観るほどおもしろいです。
物語の歴史的、社会的、文化的背景を知っていたほうが理解も感情移入も深まるもの。それらを学ぶ機会に、鑑賞を通して自然となっていることがたびたびあります。別の作品で同時代、同題材が描かれていると、その引き出しが開いてより楽しめます。
もちろん、映画は知識だけで観るものではありませんが、知らない文化圏の人たちとの違いも共通点も発見できて、知的に満たされるものが少なくありません。

それから、わたしは名画座にもよく行きます。昨年は神保町シアターで成瀬巳喜男特集があってシビれました。
「全部ヴィンテージ!」なんて昭和のモノクロ作品の街並みやファッション、店舗や看板のデザインに至るまで胸をときめかせるのはもちろん、そこに集う根っからの映画好きたちが、劇中、笑ったり、嘆声をもらしたりしながら鑑賞する空気が好きです。先日は1960年代の日本映画のラストで号泣している、若い女性をお見かけしました。
あれほどではありませんけれど、『ニューシネマパラダイス』の劇場シーンを思い出したりして。そんなときはとみに満ち足りたような気持ちになるのです。

動画配信サービスで鑑賞する人も多いと思います。わたしも利用しています。ただ、途中で気になる点をスマホ検索しちゃったり、トイレに立ったりしちゃいがちで、わたしの場合、便利な分、自ら醍醐味を手放している感が。
東京暮らしの贅沢なメリットのひとつだと思って、2020年も、せっせと劇場に足を運びたいと思います。

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みつばち社は、自らを実験台に、“働く”のとらえ直しを実践しています。
・しごと部(部費を稼ぎ、お金を回す経済活動)を中心に、以下の、ひととしてありふれた活動を、本業の一部に据えています。
・ぶんか部(文化にふれ、味わう活動)
・ものづくり部(手作り、手仕事する活動)
・えいが部(映画館で映画を観る活動)
・てがみ部(手紙文化を広げる活動)
・うんどう部(健康でいるための活動)
それぞれが、大なり小なり相互にリンクする活動でもあります。もちろんすべて会社公認、オフィシャル部活動ですが、すべて不定期、自由参加(といっても、みつばち社はもとよりふたりのユニットです)。自分たちが豊かになっていくことで、強い会社であれるよう、これからもチャレンジしていきます。

●みつばち社公式サイト
http://mitsubachisha.com/index.html
●えいが部ツイッター(こっそりつけてた鑑賞記録です)
https://twitter.com/38eigabu

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