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第3回みらい会議 みつば保育園改善点・要望たくさん集まる

第2回みらい会議に引き続き、2018年(平成30年)7月24日に開催された第3回みらい会議の様子をお伝えします。

計20名の町民が集まり、みらい会議が行われました。今回のテーマは現在の保育園の改善点についてです。司会である建築家・デザイナーの川西康之氏(株式会社イチバンセン代表取締役)による前回の復習、先進事例の紹介の後、それぞれのテーブルで、保育室・屋内の共用部・屋外・職員室の改善点を考えるというテーマが与えられ、活発な議論がスタートしました。
下図が24日に出された全ての意見です。

保育室に関しては、子ども用ロッカーが狭い、おもちゃを置くスペースが少ない等の意見がありました。収納を増やし、子どもたちや保育士が過ごしやすい保育室や、保育室の増室を求める声も上がっていました。現在の園舎では、乳児と幼児の保育室が離れているため、乳児・幼児がお互いの様子が認識でき、保育士も保育しやすい見通しの良い保育室の需要が高いことが窺えます。また、他のクラスと一緒に遊ぶ等、園児数の変化に対応できるような、臨機応変に大きさを変えられる保育室も求められています。
 調理室に関しては、子どもたちに調理しているところが見える様にしてほしいという声がある一方で、調理室の中が見えすぎないようにしてほしいとの意見もありました。調理している様子の見え方等を工夫し、子どもたちが食事を楽しみにできる調理場を考えていくことが重要です。現状を踏まえ、調理員が調理・配膳しやすい空間を検討し、衛生面にも配慮する必要があることがわかります。職員室に関しては、職員室で個別相談を受け、職員が休憩もしている状況から、相談室と休憩室がほしいという意見が多くあがりました。また、保育士からは園全体を見渡すことができる位置に職員室を設置することが望まれていました。ホールについては、出入りのしにくさと入り口の暗さの解消についての意見が出されました。
 屋外については、駐車場から園舎まで距離があり、雨の日送迎時に濡れてしまうという意見が目立ちました。送迎しやすいアプローチ空間を求める声もありました。駐車場から国道へ出る際見通しが悪く、安全面への配慮も求められていました。イベント時には、駐車場が満車になってしまうことや、送迎時に混む時間帯があることなどの意見も出されました。また、園の日常が感じられる、豊かなアプローチ空間があれば良いという意見も印象的でした。
 設備に関しては、空調・照明・機械の増設、床暖房の故障、老朽化に伴う改修、メンテナンスが必要なことがわかりました。トイレに関しては、園児用のトイレが不足しているため、トイレを増設してほしい、教育のため洋式・和式の両方を取り入れてほしいなどの意見もありました。また、職員用トイレが一つしかないうえ、トイレが車椅子や高齢者などバリアフリーへ未対応であることも指摘されました。
 全体を通して、収納が少なく、物があふれているなど収納の充実を求める声が多くあがりました。他にも、読書部屋、保健室、畑やイベントスペースなど、園児が遊び、学ぶことができるより良い保育園にしていくためのリアルな意見が交わされていたことがわかります。
 これらの貴重な意見は川西氏および株式会社イチバンセンが分析・研究し、第4回みらい会議へと引き継ぎます。町民の様々な意見を基礎に、みつば保育園の基本的な計画を来春までにまとめていきます!

(了)

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