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一斉休校から一年経ちました。

mitsuamiのnozomiです。前回の記事で、学校運営のガイドラインの改訂をお知らせいたしました。

このガイドラインの中で、
・学校が「子どもの健やかな学びを保障する」場であるということ、
・子どもの居場所の確保、児童生徒の心身状況の把握の必要性
・学校での授業が教師と児童生徒及び児童生徒同士の関わり合いが重要な協働学習、学校でしかできない実習に重点を置くものであること、
・教職員のメンタルヘルスへの配慮の必要性
などが示されています。
学校が日常生活において、児童生徒の居場所であり、社会性を育みながら育つ場所であり、そこに関わる大人たちがいて、社会にとって必要不可欠な存在であることは言うまでもありません。一斉休校から1年が経ち、学校再開からも制約の多い学校環境となってしまいました。その環境は、子どもたちに大きな負担をかけてしまっている一方で、そこで指導する教職員もイレギュラーな運営を余儀なくされ疲弊してしまった現状もあるようです。

この一年間、「大事な人の命を守るため」という言葉を何度聞いたかわかりませんが、一体誰の何を守るためのものだったのか、私には答えが見つかりません。
小児の死亡例がない感染症の対策として、行われてきた咳エチケットに留まらないマスク着用や三密の回避、黙って食べる給食、行事の中止や縮小などは過剰で奇異なものに思えてなりません。子どもたちが我慢をすることが「大事な人」の「命」を守ることになるのでしょうか。

そもそも、子どもたち自身が「大事な人」であり、その子どもたちが生きている今こそが「命」そのものであるのに、なぜ、子どもたちの生活が制限を受けなければいけないのでしょうか。今しかできないことがあって、これまで当たり前にやってきたことをその意義も振り返ることもなく「今は仕方ない」と言って取りやめてしまうことは、いったい誰のためになるんでしょうか。

当の感染症についての知見も集約され、それを受けて、それぞれの状況を考慮して工夫をした上で修学旅行や卒業式などの学校行事を取り行ってほしい、と文科相萩生田大臣は話されています(3月5日会見)。

子どもたちが、学生が、一年前とはちがう「今」を重ねて行けますように。

(追記)
*このガイドラインとは別に衛生管理マニュアルというものがあり、こちらも踏まえた上で、学校の施設管理責任者がそれぞれの状況に応じて対応策を講じるということになりそうです。

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