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九九は奈良時代からあった!?

三宅香帆著『妄想とツッコミでよむ万葉集(だいわ文庫)』を読んでいる。僕が徘徊する本屋No.2の交通会館三省堂の入口の近くで、平積みの特集コーナーでPOPつきで紹介されていたもの。

若草の 新手枕を まきそめて 夜をや隔てむ 憎くあらなくに

万葉集は奈良時代の歌集だから、まだひらがなもカタカナも発明されていない。なので本当は万葉仮名(漢字の当て字)で書かれている。面白いのが「憎く」の当て字で、「二八十一」となっている。ここで「八十一」というのが「くく」つまり「九九」の当て字なのだそうだ。

「万葉集にはだじゃれが多いのよ」というのが作者のポイントなのだが、個人的には、それよりも奈良時代から日本に九九があったことに驚いた。

奈良時代のこどもたちも(きっと貴族だろうが)お勉強大変だったんだな。

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