見出し画像

へなちょこサイクリング2 またしても三重県(伊勢志摩1泊2日)Part 1

1,(いつものことながら)無駄に長い前置き

先日、三重県の伊勢奥津から松坂まで日帰りでサイクリングをしましたが、それほど日をあけずにまた三重の方までサイクリングをしてきました。

今度は6月8日(水)~9日(木)の1泊で行ってきました。平日なので、奥さんと子供は仕事やら学校やらがあるので、もちろん一人旅です。

前回の三重のサイクリングの記事を読んでくれた方(←いるのか??(笑))は「また三重?」と思ったかもしれません。

別に三重県にドはまりしているわけではなく(もちろん三重のことは好きですよ)、実は当初は我が岐阜県が誇る下呂温泉に行こうと思っていました。しかし、直前の天気予報で北の方は雨の降る可能性が高かったので、そこそこの近場でなおかつ一番雨の降る確率が低そうだった三重県を再訪することにしたのでした。

三重県を選んだもう一つの理由は、旅行者補助のブロック割が他の県では最大5千円引きのところ、三重県だけは平日宿泊の場合6千円引きになっていたことです。(個人的には、ごく一部の産業を助けるために税金を使うこの政策には反対です。でも制度としてある以上、使えるものは使わなきゃ。だってどうせ後で増税で回収されてしまうだろうから。)

また、私は基本は海よりも山が好きな人間ですが、前回の三重は山間地のサイクリングだったので、今回は海沿いを走ることにして、三重県の中でも伊勢志摩に行くことにしました。

泊る宿は「湯快リゾート志摩彩朝楽」というホテルに決定。温泉とバイキング形式の食事を組み合わせて比較的リーズナブルな料金設定にしており、中部や近畿地方には結構あちこちにあるホテルチェーンです。気になる料金は、じゃらんのサイトで「二食プラス賢島クルーズ付き」で10,400円。ここからじゃらんのクーポン1,000円と県民割の6,000円を引くと3,400円になります。これだけでも十分安いのに、更に三重県内で使える2,000円分のクーポンももらえるので、実質なんと1,400円(プラス入湯税150円)!!

いくらなんでもやりすぎだろ、と思いますが、利用者としては有難いのは確かです。(ちなみに、「賢島のクルーズ」無しだと県民割の制度の都合上、かえって宿泊料が高くなります。ここではいちいち詳細は説明しませんが。)

、、、しかし、賢島のクルーズって、中年オヤジが一人で乗って楽しいものだろうか???

そこで今回のテーマは、「徹底調査:中年オヤジはソロでクルーズを楽しめるのか?」に決定です(笑)。(あ、もちろんメインはサイクリングですよ。)

(もっとも海外ではソロで「ガラパゴス諸島を巡る1週間のクルーズ」とかにも参加したことあるので、普通に楽しめる自信はあります。でも他の乗客からはきっと変人扱いされるんだろうな~。)

肝心のサイクリングの方は、以下のルートを走りました:

画像1

一日目は近鉄で鳥羽の4駅先の加茂駅からスタート→相差(おうさつ)町の先端にある菅崎→的矢湾、スペイン村の脇を通って宿へ(赤色のライン)

二日目は英虞湾や太平洋沿いを走った後に県道12号線で剣峠を越え、伊勢神宮へ抜け、その後伊勢市駅へ(青色のライン)

「海沿いを走る」と言いながら、何気にガッツリ峠越えも入っていたりします、、、。

賢島のクルーズは一日目、宿にチェックインした後に行く予定です。(船から見る夕方の海はきっと綺麗だろうな。)

2,一日目

近鉄の加茂駅に着いたのは11時38分。加茂駅は無人駅だったので、ホームの端で自転車を組み立てました。

画像2

近道しようとして、いきなり全然違う道を行ったりもしましたが、その後は県道47号線を海に向かって進みます。

ツーリングマップルでは県道47号線について、「緑いっぱい快走」というコメントが付いていたのですが、まさにその通りの道でした:

画像3

風が気持ちいい!

最初は登りが多かったですが、周りの緑を楽しみながらサイクリング。相差町に入ってからは長い下りで、坂の途中からこの日初めて海が見えました。

伊勢志摩はリアス式海岸のため非常に入り組んでいて、そのため海と言ってもだだっ広い感じは全くなく、あちこちに陸地があります。こういう海もなかなか独特で良いですね。

相差町は海女で有名な町で、相差海女文化資料館なるものがあったりします。(、、、というのを帰宅してから知りました(笑)。)また、現役海女さんに給仕をしてもらって食事ができる店もあるようです。

しかし私が相差町に行ったのはそれらが理由ではありません。岬の先端に菅崎というところがあるのですが、そこに至る道は「急坂狭路」とツーリングマップルに書かれていたから、です。

急坂があるなら、それを登って岬の突端へ行けばきっと海の眺めが素晴らしいに違いない。ではそこに行って海を眺めてみよう。

相差市街は道が入り組んでいて結構迷いましたが、菅崎に至る「急坂」を見つけると、これがマジの急坂、いや激坂でした。

それだけなら良いのですが、その先の道路が簡易舗装の砂利だらけの道で、ちょっとロードバイクではきつい。(私は自分の幸運を信じて旅行にパンク修理キットは持参しない主義です(←非推奨)。ですので、もしパンクしたらしゃれにならない。)

結局、自転車は置いて歩く羽目に、、、。

でも菅崎の展望台はめちゃくちゃ良かったです:

画像4

展望台の上から:

画像5

画像6

、、、海って高台から見た方が絶対きれいだと思いませんか?

相差町を出てからはまた県道47号線を進みます。途中からは1車線分しかない狭路になって、車も全く通らなくなりました。(サイクリングには最高な道です。)

カキの養殖で有名な的矢湾に沿って行くのですが、、、。

リアス式海岸なので、とにかく平らな道はありません。アップダウンがすごい。

そして登りと下りは完全な山道で、海沿いを走っている気が全くしません:

画像7

そして下ったところで突然小さな入り江に出ます:

画像8

これを100回繰り返す(笑)。

県道47号線と的矢湾を背景に記念撮影(これ道路のど真ん中です(笑)):

画像9

眩しいのと寝不足で目がしょぼついてますが(笑)。

その後は通称パール道路という観光道路に出て、的矢湾大橋を渡り(この橋からの眺めも最高でした)、スペイン村の脇を抜けると、「磯部大王自転車道」という自転車道があったので、そちらに入りました。

てっきり海沿いを行くのかと思ったら、ず~っと山の中でしたが、最後のところで湾に出ました:

画像10

しかし海っていいですね。今は海なし県に住んでいるので、特にそう思います。

下校帰りの中学生達とすれ違うと「こんにちは」と元気よく挨拶してくれたので、こちらも元気よく返しました。こういうのも嬉しい。

ホテルには16時に着きました。

一旦チェックインして、さあ、いよいよ賢島のクルーズへ!

と思ったら、なんと最終便は15:30でした、、、。(これはもちろん事前にチェックしていなかった私が悪い。)

、、、長すぎるので次回に続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?