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ときどき写真論マガジン

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かつて写真雑誌に掲載された私の写真についての文章や、ときどき思いつくまま書いた写真展や写真集についての感想など、写真を撮っている立場で「写真」を考えてみたいと思っています。実はそ…
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#須田一政

「須田一政への旅・旅ふたたび」

追悼 須田一政 (日本写真家協会会報への寄稿)  2020年11月に刊行された須田一政写真集「 E…

連載「須田一政への旅」最終回

須田さんが多弁になる時、そこには決まって「写真」以外の「もう一つの世界観」が提示されてい…

連載「須田一政への旅」第10回

須田さんが この現在の神田にいたら、なにをどう撮っていただろう 「角の煙草屋」を探して …

連載「須田一政への旅」第9回

「雀島」 須田さんはこの島がどうしても気になり、夜中に車を走らせそこに行くこともあったと…

連載「須田一政への旅」第8回

その「色」は変化自在で、ふっと振り返るともうそこにはない、そんな刹那の幻 胸騒ぎのカラー…

連載「須田一政への旅」第7回

須田さんはもう、憑かれたようにシャッターを押す「陰陽師」のようなそんざいへと脱皮していた…

連載「須田一政への旅」第6回

まるで「金太郎飴」のように、どこを切っても切っても須田一政が出てくる 網膜直結指先目カメラ  2019年に須田さんが他界され、しばらくして奥様からキャビネサイズの写真を7枚お送り頂いた。そこには私の娘がまだ幼稚園の頃か、神田にあった須田さんのギャラリー「平永町橋ギャラリー」で動き回る様子がスナップとして連続的に写されていた。その時、須田さんが使っていたカメラは「ミノックスLX(あるいはEC)」。冷戦時代にはスパイカメラの称号があるくらいの精巧な超小型カメラ。暇つぶしのよう

連載「須田一政への旅」第5回

「煙突のある風景」には、単なる郷愁だけでなく、確固たるシュールなイメージが感じられる 直…

連載「須田一政への旅」第4回

それはどこか、江戸川乱歩の「人でなしの恋」という物語を彷彿とさせた 窓の中の麗しいひと …

連載「須田一政への旅」 第3回

晩年の須田さんの境地といったものが、「そこ」に向かっていたのではないか 「かんながら」、…

連載「須田一政への旅」・第2回

静止画でありながら、須田さんのイメージは、常に動いているエンドレス映画のよう 伝説の8ミ…

連載「須田一政への旅」 

いつも遠からず、近からず、 写真家須田一政の写真と人となりを現場で見ていた 2020年1月号よ…