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ときどき写真論マガジン

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かつて写真雑誌に掲載された私の写真についての文章や、ときどき思いつくまま書いた写真展や写真集についての感想など、写真を撮っている立場で「写真」を考えてみたいと思っています。実はそ…
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#写真集

「須田一政への旅・旅ふたたび」

追悼 須田一政 (日本写真家協会会報への寄稿)  2020年11月に刊行された須田一政写真集「 E…

連載「須田一政への旅」最終回

須田さんが多弁になる時、そこには決まって「写真」以外の「もう一つの世界観」が提示されてい…

連載「須田一政への旅」第11回

旅から旅へと軽いフットワークでシャッターを押し続けていた須田さんが、独自に確立した「芸」…

連載「須田一政への旅」第7回

須田さんはもう、憑かれたようにシャッターを押す「陰陽師」のようなそんざいへと脱皮していた…

連載「須田一政への旅」第6回

まるで「金太郎飴」のように、どこを切っても切っても須田一政が出てくる 網膜直結指先目カメ…

コロナ禍とスナップショット 第二章

(この章も原稿用紙15枚ぐらいの長文ですのでご注意ください!) 2 2冊の写真集、岡本正史さん…

「写真」について考えてみる 002

「写真」の鑑賞力 2 ひとかたまりの写真  当然のことですが、写真展や写真集の鑑賞は一挙に「量」を見ることになります。写真作品を一枚一枚見ながら、さらに「群れ」ないしは「かたまり」として全体を見ていくという視点に立つことになります。ただし、私も時おり審査を担当する地方の写真愛好家の皆さんの「県展」などは、もちろん「単写真」一枚づつ、あるいは「組写真」それぞれの個人作品ですからそれとは違います。いわゆる「個展」としての写真展示ということです。あるいは、写真美術館などの企画