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私の家族について

私の家族は、夫と二人の子供、犬2匹、猫1匹だ。
マイペースで根拠のない自信がある夫と、穏やかな性格の長男、気分の浮き沈みが若干激しいけど陽気な娘とめんどくさい性格の私。

そもそも私は家庭環境に問題がある家庭で育っていると思っていたので、誰かと結婚なんかできるだろうか、という不安があった。0か100で接してくる母に振り回されていたし、父は仕事のストレスで育児は母任せと言った感じで相談できる人ではなかったし、唯一明るい兄が家庭の空気を柔らかくしてくれていたので、笑いだけは確保できていた。

社会に出て3年目くらいだろうか。段々とスキルを身につけ会社からも信頼されるようになって、仕事も楽しくなってきていた。そんな時に主人と出会い、すぐに意気投合した。何でも話を聞いてくれるし、何を言っても大丈夫な空気を纏っている人に思えた。出会って半年で結婚の話が出て、その半年後に入籍をした。

母から料理を教わったこともなく、目玉焼きすら恐る恐る焼いていた私だったが、主人は笑って許してくれるような人で、逆に頑張ろうと思えた。笑

娘時代、何度か母に料理を教えて欲しいとお願いしたが、自分でやったほうが早い!の一言で教えてもらえなかった。一人でもできる皿洗いや、洗濯干し、アイロンがけ、ミシンで雑巾縫い、などはやっていたし、母に褒められたりもしていた。
今思い出したが、小さい頃無くしたものを探すのが得意と言われ、母に探して!と言われたものをいち早く見つけて褒めらる、というのは好きなお手伝いだった。

そんな私が妊娠し、第一子を産むことに。妊娠や出産には特にトラブルがなかったのだが、いざ産まれて授乳をする際に、乳腺炎という母乳が詰まるトラブルに見舞われ、息子は真っ赤になって怒ったように泣くし、助産師さんには強烈な母乳マッサージをされ、母親になるってこんなに大変なの、と何度も泣いた。

なかなか改善せずに、色々な病院を渡り歩き、4件目くらいにとても良い助産師の先生に出会った。一階はご主人が開業されている小児科で、2階がその先生の母乳トラブル専門のクリニックだ。痛くないマッサージで詰まりを取ってくれたり、食事指導や、メンタル面での指導など、とても親身に指導してくださり、途中で母乳をやめる事なく、長男が1歳まで無事に授乳を続け卒乳した。今でもその先生には感謝している。

もともと原因追求型の性格のため、周りの人はケーキや果物、カレーなど何を食べてもトラブルがないのに何故私だけあんなに詰まったの?といろんな書籍を読み漁り、私の結論はストレスを溜めない事、血流の流れを良くする事、この2点が大きいと思った。2人目の時も少しだけトラブルになったが、この2点に気をつけて過ごしたら、詰まる事なく娘も1歳まで授乳することができた。

この経験から健康や心理学系の本を気になるものは手に取るように。特に今でも好きな本は児童精神科の佐々木正美先生の書かれた本。

https://www.amazon.co.jp/子どもへのまなざし-福音館の単行本-佐々木-正美/dp/4834014738/ref=pd_rhf_se_p_img_3?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=2WZSYXQFAN46GGWHVFHX


続編もあるので、ぜひ子育てがこれからの方は手に取ってみて欲しい。
先生の本で何度も救われて、心が穏やかになった。子育て感が似てるなあと思った人には必ずすすめるようにしているし、この人素敵だなと思ったら、その人も佐々木先生の本を読んでいた、なんて事もあった。私の揺るぎない育児のバイブルになっている。

ちなみに最初に私にこの先生の本をすすめたのは、母なのである。
母は幼児教育を大学で学んでおり、母も自分の育児の時に手元に置いていたようである。こうやって書く事で、新鮮な気付きもあるが、母ももしかしたら、我が子はしっかり愛情持って育てたい、と思っていた一人なのかもしれない。

どこからか、抱えきれないストレスで病んでしまったのか、元々の気質からきているのか、子供時代に帰ることはできないので真相はわからないまま。

この本について、のんびり話せるような親子になりたかったな。もし今回の治療で寛解が目指せたとして、ゆっくり色んな事を母に聞いてみたいなー。はぐらかされるか煙に巻かれるかもしれないけど。そんな淡い期待を抱きながら、今日も母の回復を願って。

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