帝国主義と国際金融資本

18世紀-19世紀、イギリス起点で産業革命が起こると、一人当たりの生産性が飛躍的に向上した。供給過剰になり、海外へ販売先を求めた(武力行使を伴い)。これが帝国主義の始まりで、本質。その結果、植民地では安価な工業製品が入り伝統的な産業が衰えた。インドの綿工業など。

実のところ、今のグローバリズム、国際金融資本主義は、帝国主義を思い起こさせる。例えば、日本市場は縮小していくだけだから海外に出るという動機は、帝国主義的動機と何ら変わらない。その国の経済、暮らしを良くする前提があってこそ、その企業の存在が成り立つこと。株主資本でなく、社員の為、地域経済の為に動ける会社でないとならない。

また、一方で、TPPや安易な移民政策は日本の伝統産業を壊してしまう懸念がある。規制緩和、自由貿易に舵を切ることで得をするのは基本的には株主資本で、結果的に国内格差が広がることになる。日本の農業、漁業、中小企業には100年先の子孫に残すべき技術があり、残すべき産業なんです。

日本国民全体で、日本という国のあり方、日本にふさわしい資本主義のあり方を考えないといけない。

日本の地方隅々まで、みんなが、元気に笑って暮らせる国にしたい。


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