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月は無慈悲な夜の女王

「月は無慈悲な夜の女王」を読んだ。

植民地状態の月が独立戦争を仕掛けるという状況設定が素敵だ。
意識のある計算機という設定も作者の慧眼が光る。
月世界における多様性の受容の仕方も時代をかなり先取りしている感がある。

こうしてみると、非常によくできた作品だ。
SFは「これから何が起こるかを知るための教養」であるという主張の強力な拠り所として本作を推すことができるだろう。



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