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コードブレーカーを読んだ

 タイトルの通り。感想を素直に書くと恐ろしく長くなってしまう。もしいまこの時代に自分が30歳若く生まれて、この本と出会っていたら、遺伝子工学に進んだかもしれない。
 遺伝子を編集するというエキサイティングな技術の面白さ。アカデミックとビジネスの境界が目の前で消えていく時代の変化。エゴ剥き出しで競争する研究者たち。さらに新型コロナウイルスとの戦い。どれをとっても興奮しかない。
 コロナワクチンがいかにチャレンジングな試みだったかも良く分かった。あの短期間でワクチンを実用化できたことが不思議だったが、まるで試し斬りに遭うかのように、鍛え終わった刃の下にウイルスが登場したかのようだ。


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