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海外研修レポート③中国での研修を支えたコーディネーター

MiTOHOKU Programで充実した中国での海外研修を行えたのはなぜか。
それは、現地に幅広くネットワークを持つ、コーディネーターの存在があったからです。このコーディネーターを務めたのが日中BHEコミュニケーションズの周さん・アロナさんのお2人です。中国での海外研修レポート3回目となる今回は、お2人のサポートについてご紹介をしたいと思います。
 

 
「日中の架け橋となる」をミッションに掲げる日中BHEコミュニケーションズ。これまでにも宮城県と中国の小学生・中学生・高校生の教育交流を企画してきました。大河原町の中学生の中国研修をサポートし、またコロナ禍では中国と日本の学校同士をつないだオンライン交流などを実現してきました。また、中小企業へ向けた中国市場進出のサポートも行っており、その中で現地の企業とのつながりを作ってきました。

コーディネーターを務めたアロナさん


今回は、学生たちの要望をかなえるべく、事前に各学生にそれぞれのプロジェクトや中国でどんなところを見たいかを何度もヒアリング。幅広い現地とのネットワークを生かし、次々と訪問する企業・団体・場所を決定していきました。

学生のお話を聞く周さん(右)

ロボット・福祉・エネルギー・AI…など多様な専門分野を持つ学生の希望を叶えるための訪問先を調整。中国側のパートナーである常州大学のTERUさんはじめ、中国側の連携パートナーとも協力しながら視察先を次々と決定していきました。さらには研修期間中にちょうど開催されていた展示会もコースに組み込んだ結果…当初の訪問先は7か所の予定でしたが最終的には14か所に。

常州大学のTERUさんは仙台で開催された事前研修でも学生たちにメッセージした

結果的に、学生たちは充実した1週間で多くの学びを得ることができました。参加した学生からは「1人ひとりの学びが最大化するように訪問先を組んでいただいたおかげでとても有意義だった」という感謝の声が上がりました。
 
さらに、現地での細やかなサポートも欠かしません。現地での通訳も担当しましたが、現地でしっかりと通訳ができるよう、事前に学生のプロジェクトや思いをヒアリングした上で同行をしていました。この事前のヒアリングを生かし、学生たちが現地でプレゼンする場面でも学生たちの思いを中国の経営者、投資家、大学関係者たちに伝えてきました。
 
また、現地での学びをより深めるために、研修を終えた夜には振り返りを実施。当日訪問した企業についての振り返りを行うことで理解を深めました。
 
アロナさん・周さんともに中国出身で、日本への留学経験を持ちます。アロナさんは「今回は日本への恩返しのつもりでコーディネートしていた。学生の皆さんに中国から多くのことを学んでほしかったので、学生が興味を持つ分野でマッチングできるように心がけた」と振り返っていました。

中国に幅広いネットワークを持つ日中BHEコミュニケーションズの存在があってこそ実現できた今回の研修。コーディネーターの周さん、アロナさん、そして中国の受け入れ先のみなさまには本当に感謝です。


<MiTOHOKU Programの運営体制>

主催:
株式会社Wasshoi Lab

共催:
manordaいわて株式会社、七十七リサーチ&コンサルティング株式会社、株式会社日中BHEコミュニケーションズ、株式会社オーナー、国立大学法人東北大学、国立大学法人岩手大学、一関工業高等専門学校

特別協力:
株式会社七十七銀行、株式会社岩手銀行、仙台市、盛岡市、一関市

協力:
一般社団法人EO North Japan主催 GSEA東北大会、NPO法人学生ネットワークWAN主催 学生エバンジェリストアワード、研究コミュニティ ミツバチ

経済産業省
令和4年度 未踏的な地方の若手人材発掘育成支援事業補助金AKATSUKIプロジェクト 採択事業

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