分子栄養学 初級編① 総論


栄養素を学ぶときに必要な概念はわかるでしょうか。栄養素という分子で作られるのは「身体」です。


日々、糖尿病患者さんやサルコペニア(筋肉が足りない)の高齢者をみていると、そもそもの「身体」づくりがうまくいってないのではないかと深く深く悩むようになりました。


内服薬の説明や、運動も1日30分してくださいねというありきたりの外来説明が多いと思います。。糖尿病治療で医師がサポートできるのは5%で、あとの95%は患者さんの努力というのが通説です。


糖尿病専門医がパッとしない理由はここにあると思っています。


しかし糖尿病専門医であれば、あるからこそ栄養素について患者さんから聞かれたとき、

「はあ?ビタミンでしょ?適度に野菜をたべなよ、350g以上」 

ではいけないと思ったのです。

A 体を構成する材料
B 体を動かすエネルギー源

ヒトの身体を構成するものは
① 水分 ②タンパク質 ③脂質 ④ビタミンミネラル ⑤糖質 です。
近年 糖質がタタキにタタかれまくってますが(苦笑 
全く必要ないかといわれるとそうではないと思います。

糖質制限の草分け的存在でもある、江部康二先生も 「見渡せば、糖質」と明言している通り、糖質で世の中はあふれかえっているので、 

糖質は「最後のデザートでちょっとだけ」くらいの感覚が正しいのかもしれません。

人体を構成するのは
水分60%、たんぱく質18%、脂肪18%、ビタミンミネラル3.5%、炭水化物0.5%です。

私自身、仕事や借金(割高の保険や税金)のことで、頭を悩ませ食事がのどを通らなくなり、ほとんど炭水化物や総菜パンでしのいでいました。食事量が減って、痩せましたが、どんどん筋肉がやせ衰えていき、口内炎はでき、洗い物もしてないのに汗疱(主婦湿疹)になりました。

できるだけ、運動をしてしっかり汗を流し(不純物の除去)、タンパク質やミネラルを補給することで、すべての症状が嘘のように取れました。

「身体」が資本とはよく言ったもので、栄養素のことをよく考えるようになりました。


糖尿病専門医は「糖尿病患者」の血糖コントロールに必要な「薬剤の選択」「簡単な食事指導」には知識も豊富ですが、もともと健康な人間に対してより健康にできるためのアプローチはもっていません。

かといって、怪しい民間療法(皮膚を整えるだけで~、高価なこの点滴を~、この葉っぱを煎じて飲むだけで~)に頼るわけにもいきません。

できるだけ安価で、安心して、

おおよそ悪影響がない、

非生理的な薬剤に頼らないで 健康になる方法としては

「食事療法+サプリメント」「運動療法」しかないわけです。

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