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こどもの風邪で会社休んだ夜、夫からかけられた言葉

共働きで小さい子どもがいる家庭では、こどもの発熱により仕事を休まなければならないという日がしばしば訪れる。

我が家も例外ではなく、風邪をひきやすい息子は月に1度は熱を出し、当然ではあるものの、その日は突発で会社を休まなければならない。

そして、我が家ではそういう時に休むのはほぼ母である私である。

仕事の内容的にも立場的にも、夫より私の方が休みやすいのは理解している。

幸い自分の職場は恵まれており、休む事に関して嫌味を言うような人もいない。

それでも、上司にお休みの電話をし、同僚に仕事の仕事の依頼の連絡をし、「すみません」「ご迷惑おかけします」を連発するあの朝の時間は、母歴5年が経った今でも、申し訳無さと気まずさと無力さでいっぱいになる。

そんなやりとりを経て仕事を休み、こどもの看病をして、1日を終えた後、いつも主人から言われる言葉があった。

それは

「お疲れ様。」

だった。

主人からしたら、私を労うために、良かれと思ってかけていた言葉。

しかしこの「お疲れ様」という言葉が、私にはどうにも腑に落ちなかった。

例えば仕事で、自分かもう1人の同僚Aさんのいずれかでやる事が決まっていた月1の仕事があったとする。

しかし、自分の都合で、数ヶ月連続でAさんにその仕事をお願いすることになっていた。

その状況でAさんにかける言葉はなんだろう。

自分がかけるとしたら、その言葉は、

「ありがとう」

だ。

自分もやるべき仕事を自分以外の人がずっとやってくれていた時に出る言葉は感謝の言葉ではないだろうか?

夫からの「お疲れ様」という労いの言葉は、私が自分のやるべき仕事を終えたことに対する労いの言葉。
つまり夫はその仕事を私がして当然と思っている。
違和感の原因はそれだった。

夫が本当にそう思っていたかは分からない。
そう思っていたかもしれないし、そうは思ってとらずただ「お疲れ様」という言葉をチョイスしていただけかもしれない。

「お疲れ様」じゃなくて「ありがとう」って言って欲しい。

そう伝えてから、夫からの言葉は「ありがとう」に変わった。

そして夫からかけられる言葉が変わっただけで、私の1日の報われ感も随分変わった。

「子育ては父と母、2人でするもの」
その意識を、夫だけには忘れずに持っていて欲しい。

皆さんは、同じ状況の時、ご主人になんと声をかけられていますか?

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