【水戸】サントピア遺跡
水戸のまち歩きをしているときに
サントピアの"かけら"
を発見‼︎
太陽のようにまぶしいほどの光を放ち
多くの若者を惹きつけた場所が、かつて水戸にあった
"サントピア"(Suntopia)
である。
そこに引き寄せられた若者たちは
"サントピアン”
と呼ばれた…
1978(昭和53)年
水戸駅北口から徒歩5分ほどの場所(水戸市南町1丁目)に渋谷パルコに次いで日本で二番目のファッションビルとして"サントピア"はオープンした。
1980年代の「DCブランドブーム」から「バブル景気」を背景とする消費拡大の中で
"太陽のユートピア"
はさらに輝きを増し、ファッションだけでなく、水戸の若者の文化の中心として光を放ち続けた。
そして、輝き続けた星が一生を終えるように、バブル崩壊とともに輝きを失っていった…
ついに2007年5月31日閉館となる…
しかし、建物は解体されることなく土地の記憶を語る遺跡として約9年間も存在し続けた。
そんな"サントピア"も2016(平成28)年5月、ついに解体工事が始まり、12月末に完全に解体された。
看板が残されていた場所は、2021(令和3)年にサントピアの解体作業の様子を収録した映画「サントピアの解体」が上映された野外劇場。
そこにサントピアで使われていた看板が取り付けられたようである。
【場所:水戸市南町1-2-10】
【参考文献等】
「ジョーバンセントリズム
常磐線中心主義」五十嵐泰正、開沼博 責任編集
河出書房新社
[コラム]
水戸駅「歴史アイデンティティ」と外部からの視線 沼田 誠
映画「サントピアの解体」に関するネットニュースなどを参考にさせていただきました。
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