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Facebookと同調圧力

 上級国民のご子息・ご令嬢のマウント取り合いツールとして産まれたFacebookは、初めから同じクラスターに属する自称友人同士のマウント取り合いのツールとして誕生している。

 そのためエコーチェンバーが起きやすい。そもそもが実名をさらけ出して行うマウントツールであるため、同じクラスターの人間しか集まらない。そのクラスター内では強い同調圧力が働き、その結果エコーチェンバー現象が大きく働く。否定的な意見はスクールカーストの最上位によって拒絶され、時には追放処分を受ける。その結果が多様性のない思想の強制と社会分断だ。

 つまりFacebookの実名主義が社会分断を促したのだ。

その理由は匿名より実名の方が同調圧力を受けやすいから。

 そのためTwitterのコミュニティノートのヘルプには以下の様に書かれている。

分極化の緩和: 最近の調査では、コードネームによって、人々が安心して党派の垣根を越えたり、同調圧力や報復を恐れずに自身の陣営を批判したりできるようになることで、分極化が緩和される可能性があることが明らかになっています。

 実名を晒すことにより同調圧力や物理的に行う報復を恐れて、否定的な発言が不可能になる。一方、日本はハンドル名・匿名文化だった。そのため社会分断が防げている。結果的に0.1%にも満たないノイジーマイノリティが吠えているだけだ。日本においては実名による社会分断よりマスゴミによる扇動の方が酷い。

 しかもアメリカの同調圧力は日本と同じかそれより強いのだ。

 むしろ日本は逆なのでは無いかと考えた。日本においては同調圧力に対して否定的な意見が認められているのだ。これは戦前のマスゴミの戦争扇動や学校教育に於ける日教組の思想強制による反発(反発しているのがお仲間の共産党員だったりするのだが)、飲みニケーション、煙草会議と言った、パワハラ・モラハラが同調圧力に抵抗する大きな原因と思われるが実際のところは分からない。それ以上に文化的背景が強い可能性もある。日本にキリスト教は浸透しなかった。日本人が同調圧力に屈しない歴史的背景があるのかも知れない。おかしいと思ったモノに対して抵抗して、決して信じない文化背景だ。

 日本には落書という歴史的に匿名による同調圧力に対する対抗装置が存在しているのである。

 一方、ゲルマン系キリスト教圏の欧米では同調圧力がものすごく強い。それはゲルマン系キリスト教が正義の強制により成り立っているからだ。

 そもそも同調圧力の狂気が魔女裁判を起こしたのだ。そこには法も倫理も存在しない。魔女狩りにあるのは狂気と同調圧力だけなのだ。もし中世の欧州で落書など掲げたら草の根まで探されて異端認定されて火刑だろう。それぐらいに意見の多様性を認めようとしなかった。それ以前の問題として落書を書ける文化人が存在しない。

 アメリカはFacebookによりなるべくして分断したのだろう。

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