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向日葵の花言葉《完》

『ハイ、そうなんです。ここからは知る人ぞ知るなんですが、この場所に祝福された証っていうのがありまして、誓い合った 2 人の間を突然突風が吹いたら祝福のサインなんですよ!これはあまり知られていませんがね。』と得意気に話す顔。
『じゃあ、あなたも?』と答えの聞きたくない質問を投げかけた。
『……お恥ずかしいですが、ハイ、あの日、彼女にプロポーズしました。』
とハニカミながら答える彼。
『でも、僕たちには風は吹かなかったんですよ!あれはなかなか条件が揃わないと起きない現象なので起こる方が珍しいんですよ。』と幸せそうに話す彼の顔を見ながらこの人は本当に彼女の事が好きなんだな。と実感した。
『やっぱり~そうだったんですね。おめでとうございます!!お似合いのお 2 人です!
私、心からお 2 人の幸せお祈りしています!あそこで会ったのも何かの縁かもしれませんから結婚式挙げたら写真でもおくってくださいね。約束ですよ!』
とその時出来る精一杯の笑顔で彼に話して見せた。
『ありがとうございます!そんなに喜んでもらえてうれしいです!ハイ、必ず送ります!』と満面の笑みで答え返した。
『あれ?こちらにはあとどれくらいいる予定なんですか?もし良かったら 3人でお食事しませんか?』と彼からの提案に私は満面の笑みでその申し出を受け入れると嘘のスケジュールを教えた。
それから私たちはお互いの連絡先を交換し守られぬ再会の約束をしヒマワリ畑を後にした。
少し歩いて私は思わず振り向き彼の許に走り出していた。背を向け歩く彼の背中に抱き
つき彼がこちらを振り向いたりしないように彼の背中に顔を付け

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