見出し画像

ジュエリーの地金(素材)の色の選び方

手持ちのジュエリーは、ファッションに合わせて組み合わせやすいのが理想的ですよね。
高級なものだから、出番が多い方が嬉しいです。
そこで今回は、地金の色選びをするときのポイントをいくつかご紹介します。
パーソナルスタイリスト(一般人向けにファッションの提案とかする人)として働いていたこともあるので、その視点からもいろいろ考察してみますね。

イエローゴールド、ホワイトゴールド、ピンクゴールドの特徴

まずは、ジュエリーによく使われる地金について。
色で大きく分けると3種類あります。
3種類のゴールド(とプラチナ)について、その特徴とイメージをまとめてみました。

イエローゴールド

華やかで温かみあり(甘い)
男性はあまり身に着けないので、女性っぽさがあります。
カジュアル。
ちなみに、10年以上イタリアとスペインに住んでいた私の母の感覚では、あの地中海あたりではイエローゴールドが主流のようです。

ホワイトゴールドとプラチナ

知的でクール(辛い)
男性も身に着けるので少し男性っぽさがあります。
フォーマル。
ホワイトゴールドとプラチナの違いは、語り出すと長くなりそうなのでここでは割愛。

ピンクゴールド

上品で柔らかな色合い(甘い)
イエローゴールドよりもさらに女性らしさが出ます。
肌の色に近くて馴染みやすいので、ボリュームのあるものでも悪目立ちしないです。
アンティーク感のあるデザインと特に相性が良いですね。
銅を混ぜてピンク色にしているので他のゴールドに比べて強度が高く、サイズ直しがしづらいというデメリットも。
ブランドによって色味に幅があります。

自分に似合う地金は何色?

似合う色の考え方は大きく分けて「パーソナルカラー」と「顔タイプ」の2種類あります。
基本はパーソナルカラーに合わせれば失敗はありません。

イエローベース(スプリングとオータム)ならイエローゴールド。
ブルーベース(サマーとウィンター)ならホワイトゴールドかプラチナ。

(ピンクゴールドは、色に幅があるのでここではちょっと分類は避けておきます。)

パーソナルカラーに合わせるということは、巷でもよく言われている内容なのですでに知っているという人も多いと思います。
しかしファッション業界では、最近はパーソナルカラーとあまり言われなくなり、「顔タイプ」の重要性が言われるようになってきました。
顔写りよりも、顔そのものから受ける印象の方が大きいからですね。
そこで、パーソナルカラーを無視して顔の印象で決めるなら
女性らしい(曲線)顔立ちの人はピンクゴールドの優しい雰囲気も合います。
シュッとした(直線)顔立ちの人はホワイトゴールドかプラチナがクールに決まります。
派手顔で目力のある人はイエローゴールドでも華やかさで負けません。
自分の顔を見てみて、どうでしょうか?

外見と内面のずれに合わせる

ただし、パーソナルカラーや顔タイプというのははあくまでも「調和」を重視した考え方。
調和=馴染むので見た目に違和感はないかもしれませんが、もし自分の外見と内面に「ずれ」を感じているなら話は別です。

女性らしい顔立ちだけど、第一線でバリバリ仕事をするのに舐められたくないならホワイトゴールドやプラチナがおすすめ。
ハンサムな顔立ちだけど、本当は陽気な性格にも関わらず、周りからクールに思われることに違和感を感じるならイエローゴールドがおすすめです。
自分の思っている自分と、他者からの評価に違いがあってコンプレックスに感じている人は、意外と多いです。
自分のキャラクターと、まわりからの思われ方に違和感はありませんか?

そのジュエリーに似合う色は何色?

欲しいと思っているそのジュエリーに合った地金の色にする、という選び方もあります。
ジュエリーを構成する要素は、「デザイン」と「色」。
(洋服の場合は、デザイン×色×素材ですが、ジュエリーに関しては色=素材なので)
甘い×甘い、辛い×辛いで振り切れたジュエリーが欲しいのか、甘辛ミックスのほどほどなジュエリーが欲しいのか考えてみてください。

例えば私は、甘いデザインがあまり得意ではありません。
(パーソナルカラーがウィンター、顔タイプがエレガントで、色的にも顔的にも直線要素多め)
でも、可愛いデザイン(ハートとか)は憧れもあって好き。
そんなときはホワイトゴールドでかわいいデザインのものを選びます。
そこでピンクゴールドを選ぶと、私には可愛すぎてしまうんです。

しかし、可愛いのが苦手と言いながらめっちゃ可愛いに振り切れた選び方をしたこともあるので参考までに。
それは、ダミアーニのマルゲリータというシリーズの指輪。

このシリーズはイエローゴールド、ホワイトゴールド、ピンクゴールドの3色の選択肢がありました。
マルゲリータは、イタリア語でマーガレットの花のこと。

私はできるだけ本物のマーガレットらしいものが欲しかったので、イエローゴールドを選択しました。
マーガレットらしくてとてもお気に入り。
ピンときたものを選んだだけで、そもそも何色にするか悩んでもいないのですが、こんな選び方もありだと思います。

手持ちに足りないのは何色?

私は、その日の服装にジュエリーを合わせたいと考えています。

ネックレス、ピアス(イヤリング)、ブレスレット、指輪。
この4種類のジュエリーをイエローゴールドとホワイトゴールド(プラチナもあり)の2セットそろえるのが目標です。
そうすれば、バッグの金具が何色でも、洋服についているファスナーが何色でも合わせることができるから。
2つのジュエリーセットを完成させることを目標に考えると、今の手持ちに足りないものが何か見えてきませんか?
人ってどうしても買い方の癖みたいなものがあるので、似たようなアイテムがそろいがち。
その日の服装によって合わせられるように満遍なくそろえるのも良いのかなと思います。
私はこの2つのセットがそろったら、次はピンクゴールドのセットを完成させたいです!(絶対にそんなにいらない)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?