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高校英語の観点別評価 #01 概要

私の技量では4技能5領域のそれぞれを3観点で評価するなんてことはできないので、私のやっている観点別評価はインチキだ。でも、インチキなりにできる限り誠意をもって評価しようとしている。目下、次年度に向けて評価の詳細を詰めているところだ。ここでは次年度の論理・表現の評価について決まっていく過程を記録しておこうと思う。

まず、評価項目をリストアップ。定期試験、スピーチ、ペアワークでの対話、エッセイ、振り返り……など。4技能5領域を3観点で評価することになるので、5X3=15マスの表の中にそれぞれの評価項目をどの技能のどの観点に何ポイントずつ振り分けるかを決めていく(論理・表現は2技能3観点なので3X3=9マス)。たとえば、定期試験は「書くこと」の「知識・技能」に30ポイント、「思考・判断・表現」に30ポイント、スピーチの相互評価は「話すこと(発表)」の「知識・技能」に1ポイント、「思考・判断・表現」に2ポイント、「主体的に学習に取り組む態度」に2ポイント……なんて具合だ。

ちなみに、私の授業では自己評価や相互評価を多用している。このあたりの詳細については別項で。

うちの英語科では「知:思:主」=「40:40:20」ということになっていて、それぞれの技能(領域)のバランスにもちょっとだけ配慮しながらポイントを割り振る。これがなかなか大変。4技能5領域の3観点に割り振られたポイントを合計すると100ポイントになる。これが評点ということになる。

で、この評点によって5段階の評定が決まる。実際のところ、abcだのABCだのは評定には関係ない。abcにしろABCにしろ、要するに3段階評価ということなのでちょっと大雑把な気がする。もちろん、ABCもそれぞれの観点に割り振られたポイントで決まるので、ABCは直接評定には関係しないものの相関はある。


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