10%の変化で大きく変わる!経営者に知って欲しい割合の話
お金のブロックパズルをご存じない方は、こちらをまずお読みください。
前提になる知識が記載されております。
前回はこちらのブロック図について説明しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1718157155661-XlfNFpI6Vp.png?width=1200)
上記の図では売上を100としております。
ではこの売上が10%アップ(110)したらどうなるでしょうか?
みていきましょう。
まずは、売上が110これはいいですよね。
![](https://assets.st-note.com/img/1718157358088-rYSw9N5QNK.png?width=1200)
続いて変動費と粗利はどうなるでしょうか?
粗利率は80%なので、
③粗利は110×80%=88になります。
②変動費は①売上110-③粗利88=22になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1718157490128-LoH4FhQtfV.png?width=1200)
続いて固定費です。
⑤人件費からみていきましょう。
労働分配率が50%なので、
粗利88×50%=44となります。
続いて、⑥その他固定費ですが、こちらは売上に関わらず固定されている費用のため変わらず30となります。
![](https://assets.st-note.com/img/1718157762082-bNVvhhie5u.png?width=1200)
最後に⑦営業利益です。
③粗利88-④固定費74=14となります。
![](https://assets.st-note.com/img/1718157791529-CIJA2ed1lU.png?width=1200)
売上が10%アップすると、利益が10から14に増えました。
つまり、利益は40%アップしたということです。
利益を捻出するために費用削減はやりがちな施策ですが、売上などより上流が変わるインパクトの大きさがお分かり頂けたかと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?