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(美達の蔵出しオススメ) 150 『スーツケースの中の少年』 レナ・コバブール&アニタ・フリース 講談社文庫


※初期の頃のレビューです。今回、初出になります。ご留意下さい。


本書は近年、注目されている北欧ミステリーです。
2人の作家による共作でした。

物語は看護師のニーナが友人のカーリンから頼まれてコインロッカーのスーツケースを引き取りに行ったことから始まります。
中に入っていたのは全裸の男の子。
しかも生きていました。
話しかけても言葉がわからないようで、ニーナは困惑します。

その時、怪しげに見える男を目撃して、とっさにニーナは逃げました。
その逃走が物語の芯となるのです。
この少年は誰なのか?
どうしてそんなことをされたのか?
ニーナは逃走中に考えます。

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1,519字
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