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本邦、最高レベルの安倍元総理追悼書!!黙って入手されたし!! 『安倍元総理追悼論』 深田匠(たくみ) 高木書房

<本文>

(5月4日記)

本書のテーマは、「安倍元総理の偉業の数々を、その緻密さ、奥深さ、広範こうはんさで、これまでの最高レベル、それも他を寄せつけず、ダントツの至上の書」というべきものでした。

私の性分からすれば、「まずは手に入れろ!」の一家に一冊、知人・友人にも配りなさい、という書です。
本当に凄いレベルだと、重ねて断言しておきます!!

私が本書を強くすすめるのは、著者の安倍さんに対する思いが深く熱いからです。
皆さんも知っているように、私の安倍さんへの思いの中には、左派メディアと勢力の卑劣極まりないデマやウソの一大キャンペーン報道・活動に臆することなく、日本と日本人のために必要なことを断固として貫いた偉大な政治家に対する評価が公正ではないこと、国民があまりにも皮相的にしか見ていないことへの憤りがありますが、著者も同じでした。

私のレビューでは一貫して、安倍さんの政策の正しさ、それが日本と日本人にもたらす恩恵を綴ってきましたが、既存のメディアにすっかり毒されて、自分で検証しようとしない人の中には、安倍さんに悪い印象を持つ人もいます。
これは大間違いで、近世、これだけの偉勲を立てたのは、明治の大久保利通以来、安倍さんだけと言っても過言ではありません。

再三、書いてきたように、アベノミクスは完全成功ではなかったですが、それでもバブル崩壊以降において、雇用、企業業績を大きく改善したことは論をちません。
外交においては、今や世界のスタンダードになった、「自由で開かれたインド・太平洋構想」や、日米豪印のクアッド、という金字塔を立てています。
現在では、その流れにイギリス、フランス、ドイツ、フィリピン、韓国などが合流し、アジアの集団安全保障体制に絶大な軌跡を残しました。
安倍さんが存命ならば、ノーベル平和賞を受賞しても不自然ではない功績です。

本書は、その安倍さんの偉勲のみならず、左派勢力のプロパガンダと化した旧統一教会、愚劣な犯人の山上についても、類書にはない密度と深さで詳述されています。

安倍晋三元総理追悼論
深田匠
高木書房

目次の一部をざっと紹介すると、

見果てぬ夢の途中で
栄光と悲劇の宰相
第一次安倍政権と悪夢の民主党政権
誰よりもやさしく
国論は発狂しアベガーは狂気乱舞する
「魔女狩り」批判者へのレッテル貼り
テロリストの目論みに加担する左派マスコミ
自由が暴力に押し潰された日
日本はいつからこんな国になってしまったんか
歴代政権で初めて本気で霊感商法撲滅に取り組んだ安倍政権
安倍氏は戦後レジームとの闘いに勝利したのか
戦後レジームからの脱却
世界史を俯瞰する安倍氏の近現代史観
「村山談話」を上書きした終戦70年談話
決意と覚悟の第二次政権・闘いの日々
国家安全保障会議・国家安全保障局の創設
教育政策改革と高等教育無償化
日本経済再生戦略アベノミクス
「戦後」を終わらせた安倍外交と安全保障改革
かくて、安倍氏は世界秩序の創造者となった
あとがき 羅針盤のない「安倍さんのいない世界」

などとなっています。

本書は、とにかく深く詳しいの一語に尽きます。
安倍さんに関する著書は数多、刊行されていますが、本書一冊だけでそれらの情報量を凌駕するばかりではなく、はるかに奥深い部分を叙述していて、驚くほどでした。

旧統一教会との関係の真実、
犯人の山上がいかに卑劣で愚昧な男か、
朝日新聞を筆頭とする左派メディアの狡猾で異常なプロパガンダの数々、
でっちあげの「モリカケ」、
日本と日本人のための国防政策、
近世、世界史上でも誰も達成し得なかった集団安全保障体制の構築と推進、
日本初の世界的リーダーになり得たこと、

などなど、安倍さんの温かく、柔和かつユーモアにあふれた人柄を示すエピソードと共に紹介されています。
これまで私が紹介してきたエピソードとも重なりますが、東日本大震災で被災した小学生の少女との交流も、パフォーマンスなんかではない、安倍さんの人柄が伝わってきます。
以前のレビューでも紹介したように、安倍さんは公言することなく、自身の歳費から毎月、復興のために寄付を続け、存命中に約1億円近くになっていました。
今も存命であれば続いていたことは言うまでもありません。

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