苦難を克服する心構え、コツ 『すべては導かれている』 田坂広志(たさかひろし) PHP文庫

＜緊急「大」ニュース！？＞

来たる２０２４年２月１６日、いよいよ『天晴！な日本人』がワニ・プラス社より満を持じして刊行されます。
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安倍さんの偉業とメディアについても詳述しているので、今後の参考にして下さい。
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<本文>

（11月10日記）

テーマは「逆境を超える心構え、考え方、逆境との付き合い方」でした。
著者は本来は原子力工学の博士ですが、著書を見ても多方面にて活躍しています。
中で2011年に民主党政権の内閣官房参与を受けていましたが、選よりに選よってなんでこんなものを引き受けたかなと、これは評価できません。
本人は、何か名誉、宣伝に使えると考えたのかもしれませんが、仮にそうだとしたら人間性に疑問を感じました。
それでも、大概の著者は人間性となれば失格の人ばかりゆえ、あくまで内容が良いというので紹介します。
皆さん、もう一つ、能力と人間性も別ですから。著者、能力は優れた人です。

目次の全てを紹介すると、

いま、逆境の中にある、あなたへ
あなたの中に眠る、不思議な力と叡智
自分の人生は、大いなる何かに導かれている
人生で起こること、すべて、深い意味がある
人生における問題、すべて、自分に原因がある
大いなる何かが、自分を育てようとしている
逆境を超える叡智は、すべて、与えられる
なぜ、人生で、不思議なことが起こるのか
あなたは、すでに、逆境を越えている

となっています。

逆境、皆さんにありますか？
私は、これまでの人生で一度だけありました。
小5の時に突然、母が家を出て、オヤジは愛人宅に行ったまま、会社は潰し、カネもくれないまま、私自身が稼いでPTA会費・食費・教材費・光熱費などの生活費を賄まかなわねばならなくなった時です。
見栄っ張りのオヤジはアルバイト禁止としていたので、私は自分の才覚で生活ぎりぎりのカネを稼いで、なんとかやりくりしていましたが、文字通り、明日の食事もわからん暮らしで、毎日、綱渡りでした。
それでも他者を頼ることは一切なく、自分独力でやり、成績もトップのまま、先生も私の状況に気付かず、やっていたのです。
この時のことに比べたら、後の人生で起こったことは遊びのようなものでしかありません。死刑か無期かの裁判ですら他人事で、全く気にもしていませんでしたし。
中学生以降は、自分にとって逆境なんぞない、で生きてきましたし、今も同じです。
空腹という感覚、その時に初めて知りました。「あ、これが腹がへったということか」と。