『腹黒い世界の常識』 島田洋一（しまだよういち） 飛鳥新社

＜『天晴！な日本人』、発売中です！＞

拙著、『天晴！な日本人』、発売中です！
おかげさまで「じっくり、堅実に」売れているとの連絡が編集者よりありました。
皆さんのおかげです。感謝しています。
今後も、アマゾンのレビューへの投稿も待っています！よろしく！

＜本文＞

（２０２３年９月１７日記）

テーマは「国際政治の現状と真実、反日勢力が仕掛ける日本弱体化工作、今後の日本の進むべき道」です。
著者は国際政治学者で、拉致らち被害者を「救う会」全国協議会副会長、国家基本問題研究所企画委員・評議員であり、信頼の置ける論客の一人です。
この人の論稿、いつも細部まで深く、詳細で堅実なので、名前と存在を覚えておいて下さい。
極力、著者の書を読まれることを薦すすめます。正しく深い知識が得られるので、是非、読んで下さい！

オビには、

「誰も教えてくれなかった冷酷な現実！」
「自分の頭で考えるための必須知識！」

とありましたが、せめて日本人の３割でも、本書に書かれていることを知れば、日本は大きく変われる可能性があります。
今後の国際情勢、日本の進路・国防を考える上でも「必読」の書でした！！

目次の一部をざっと紹介すると、

同盟外交・憲法
日本を取り囲む現実
「できない理由を考えない」安倍晋三最後の言葉
NATOに加盟する資格
米上院の「安倍追憶決議」を読み解く
アメリカの本音
自衛隊内部からも疑問の声
尖閣諸島を守る必要はない
アメリカ人はお人よしではない
アメリカ軍が敵に変わるという現実
民間人に多大な犠牲を出す専守防衛
核兵器
日本の「核武装は不可能」は本当か？
核保有で世界から孤立などしない
核の洗脳を解くとき
報じられないアメリカの「日本核武装」歓迎論
中国と北朝鮮が恐れる日本核武装
河野太郎の不見識
米中対立
バイデン「軍事介入」を読み解く
防衛省の外で隠れて会う日台の軍関係者
国連
人権理事会は「国際もみ消し工場」
日本で根強い「国連第一主義」
左翼の迂回うかいルート
朝鮮半島
ハニートラップとしての北朝鮮
韓国問題
日本の内側に敵がいる
闘う政治家
差別とLGBT
問題の背後にある政治事情
LGBT特使の訪日
狙うは国務長官ポストか
不当極まりない逆差別

などとなっていました。

冒頭、「日本が中国に降伏した途端、敵の戦略拠点として使われないよう、アメリカは日本を攻撃対象としてくる」とありますが、平和ボケ日本人には信じられないことでしょう。
中国が攻めてきた時、逃げるという人々に対し、「どこに逃げるのか？」と疑問を呈します。
空港・港湾は正常に利用できなくなるからです。
結局、日本は戦い続けることで、アメリカを味方に留め置くこと以外の選択肢はないと述べていますが、同感です。
即刻、継戦能力を強化しなければならない、とも述べていました。