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政治を的確に見るための一冊! 『安倍さんはなぜリベラルに憎まれたのか』 八幡和郎(やわたかずお) ワニブックス


(3月5日記)

テーマは、日本の左派とは何なのか、なぜ、安倍さんを憎悪し続けているのか、その欺瞞ぎまん、時代から取り残された現実、安倍政治の特色と凄み、長州人、山口県人政治家の系譜などです。

八幡さん、真性リベラルの要素を持つ、バランスのとれた知見を持つ人で、私もよく、「八幡書」を読む一人です。安倍さんをドゴールと称しているのも同感で、北村しげる 元国家安全保障局長も同様でした。
ただし、全ては肯定せず、「ここは、自分とは違う」と解釈しつつ、八幡さんとの差の理由を考えたりしています。

八幡さん、フランスの超エリート養成校の国立行政学院ENAエナに留学しています。
マクロンの先輩になります。ここの卒業生は、日本のキャリア官僚とは比較にならぬスーパーエリートで、下積みなく、いきなり大幹部になるのが普通です。
会って話したい人の一人です!

目次の一部を、ざっと紹介すると、

なぜテロの犠牲になったのか
「反アベは何をしても無罪」の雰囲気をつくりだした人々
朝日のなんとも無粋ぶすいな川柳騒動
安倍さんがお金にクリーンだったわけ
世界のリベラルと日本の「偽リベラル」
「左翼がいつの間にか「リベラル」と看板を変えた政治的詐欺
イギリスとアメリカでの保守とリベラルの正しい意味
緒方竹虎おがたたけとらの死で岸信介のぶすけに乗り換えたCIA
反安倍ヒステリーと朝日など巨大メディア
安倍一族~長州・吉田松陰の志を引き継ぐ者たち
安保条約改定は評価されるが世論対策を誤って無念の退陣
史上最長在任期間を記録した軌跡
安倍晋三が目指した憲法改正と皇室のあり方
即位問題で深まった安倍さんと上皇陛下の絆
地球儀を俯瞰した首相~安倍晋三の外交手腕
オバマとトランプからも信頼されていたことの凄さ
ウクライナ戦争の和平仲介を世界は安倍さんに期待した

などとなっていました。

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