サプライチェーンは、そのまま安全保障だ! 『雑感100 経済安全保障・サプライチェーン強靱化の現状』
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<お知らせ>
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<本文>
(2023年9月3日記)
今回のテーマは、「経済安全保障とサプライチェーンについて」です。
雑感は、前にも書いたように、社会で話題となっているさまざまなことについての基礎知識となるので、可能な限り覚えて下さい。
すると皆さんの視野と世界が広がります。
初めに経済安全保障の定義ですが、「経済活動に関して行われる国家及び国民の安全を害する行為を未然に防止すること」と考えて下さい。
2022年5月には『経済安全保障推進法』が成立、公布されています。
この法律では、
①重要物質の安定的な供給の確保に関する制度、サプライチェーン強靱化
②先端的な重要技術の開発支援に関する制度
③基幹インフラ役務の安定的な提供の確保に関する制度
④特許出願の非公開に関する制度
が、分野ごとに法制化されました。
②は、昨今、デュアルユースと呼ばれる先端的な重要技術の研究開発促進と実用化を官民で目指すものです。
要は軍事技術、これをもっと学者も研究開発せよ、諸外国はそれが常識なんだから、ということです。
③の基幹インフラは、電力、水、鉄道、空港、港湾、病院などへのサイバー攻撃を含む、役務の安定的提供を妨害する行為を防止する法律と制度になります。
原発、電力、他、サイバー攻撃を受けると、正常な運転ができなくなることへの対処です。
④は、安全保障上、重要な発明の特許出願につき、保全指定をして公開しない、ということでした。
コロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻で、日本をはじめ、先進国は供給網が途絶え、通常の経済活動の他、国民生活にも支障が出ました。
そこで、サプライチェーンを強化、万全なものにしなければならない、となったわけです。
さらには、先進国のほとんどが、世界の覇権を狙う中国からの供給が多かったことから、見直しに拍車がかかりました。
コロナ禍の当初、たかがマスクでさえ国内で需要をカバーできず、中国依存が顕在化しました。
アメリカに至っては、医療上で抗生物質の97%を中国に依存していたので、全くなくなったことが大問題となり、そこまでひどかったのかと驚きました。
日本は、半導体、レアアースなど、これからの産業で必需品とされる物資も、不足か、全くありません。
そんなことでは、国防以前に国民生活が成り立たないので、安倍政権では「経済安全保障局」を設置、本格的に力を入れたのでした。
2022年12月には「特定重要物資」として11の物資を指定しています。
その11とは、
半導体
蓄電池
クラウドプログラム
工作機械
船舶部品
肥料
抗菌性物質製剤
天然ガス
永久磁石
重要鉱物
航空機部品
です。
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